BMW 新型5シリーズ グレード比較(3/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:BMW Japan
BMW 535i/BMWらしい走りの良さを味わえる
新型5シリーズの中心となるグレードが「535i」だ。
このグレード名を見ても分かるように、直列6気筒3リッターのバルブトロニック仕様直噴エンジンに、インタークーラー付き高精度ツインターボを装着して搭載する。
このエンジンは3シリーズから採用が始まったもので、吹け上がりの滑らかさやトルク感ですでに高い定評を得ているエンジンである。新型5シリーズに搭載された最新仕様では改良を受けて、さらに効率的なエンジンへと仕上げられている。
225kW/400N・mという強力なパワー&トルクを発生し、電子制御8速ATと組み合わされるので、一段と滑らかな走りが可能だ。
528iから仕様アップされるのは、タイヤサイズが18インチの45タイヤになるのがひとつのポイント。それ以外は、電動リアウィンドウローラーブラインドと音声入力システムに違いがある程度。
安全装備などは共通のものが用意されており、ナイトビジョンなどは両車ともオプション設定となる。
オプション選択で違いがあるのは、535iでは40万円で装着可能なアダプティブ・ドライブが、528iでは選択できないことだけだ。
535iの価格は835万円で、528iとの120万円の価格差は、その大半がエンジンの違いによって生じたものといえる。このモデルはエコカー減税の適用は受けられないが、星4つの排気ガス性能を備えているので、エコカー補助金の対象にはなる予定だという。
燃費はエコカー減税には届かなかったものの、動力性能がほぼ同等の旧型540iと比較するとカタログ燃費で40%もの向上が図られているという。
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