美しくもパワフルなクーペ/アウディ 新型「A5・S5」海外試乗レポート(3/3)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:Audi Japan
反応の良いステアリングに思わず「ニヤリ」
A5クーペの走りはボディの堅牢さが目立った。ステアリング剛性を含めもう十分といっていいほどの高剛性である。
ステアリング操作に対する反応はすばらしい。ロングホイールベースでオーバーハングを切り詰めているのもきっと関係しているだろう。ロールを抑えながらのコーナリングは反応がよく、思わずニヤけてしまう。
走行面でのデバイスにはアウディドライブセレクトを忘れてはならない。エンジンとギアボックスのレスポンス、サスペンションの硬さ、ステアリングの重さ、エンジンサウンドの強弱、アダプティブクルーズコントロールの反応を好みに合わせてセットするものだ。ダイナミックにすれば走りは楽しめるが、オートに任せるのもいいだろう。アウディらしくファジーなところはなく、かなり精緻にセットされる。
日本導入時期はもう少し先・・・2017年春頃か
といった感じが、新型アウディ A5/S5クーペのファーストコンタクトだが、日本導入はまだ待たなければならない。いまのところ2017年春の予定。未だ見ぬ「A5/S5 スポーツバック」の導入とタイミングを合わせるようだ。これだけクーペが絶妙な仕上がりだと、スポーツバックもかなり期待できそうである。
[レポート:九島辰也/Photo:Audi Japan]
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