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フロントスタイリング。ベース車はシングルデッキのハイデッカ、日野セレガ。WILLER EXPRESSでは他にも、三菱ふそう社製で2階建て仕様のダブルデッカーを用意。
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リヤスタイリング。上部に控えめに備わるリヤスポイラーは、空力特性を向上させ、低燃費化にも寄与。
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フロントビュー。全幅は2490mm。
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サイドビュー。全長は11990mmで、軽自動車3台を繋げたぐらいの長さ。ホイールベースは6080mm。
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リヤビュー。全高は3500mm。
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リヤスタイリング。上部に控えめに備わるリヤスポイラーは、空力特性を向上させ、低燃費化にも寄与。
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車両最後部、リヤオーバーハングにマウントされるエンジン。直列6気筒の直噴コモンレール式ディーゼルで、排気量は12913cc。最高出力=265kw(360ps)/1800rpm、最大トルク=1814Nm(185kgf-m)/1100rpmと、乗員を乗せた大きなボディを動かすのに莫大な力を必要とするためトルク重視のセッティングです。ちなみに、後輪駆動なのでRRとういうことになります。
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フロントタイヤ。ブリヂストンのチューブレススタッドレスタイヤ(冬季限定)「W990」で、サイズは295/80R22.5。
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フロントフェンダーが開いた状態。
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フロントタイヤの前に備わる燃料タンク。ボディを通じ向こう側まで繋がっていて、逆側からも給油ができる仕組みです。タンクの容量は400ℓ。東京-名古屋間であれば無給油で往復できるとのこと。
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電子制御式サスペンション(フロント)。
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荷物室。3スパンが連なっていて、合計容量は8.6ℓ。燃料タンク同様、室内は向こう側まで繋がっていて、逆側からも荷物の積み下ろしができます。
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リヤタイヤ。ブリヂストンのチューブレススタッドレスタイヤ「W990」で、295/80R22.5サイズを2本履いています。ホイールはスチール。フロント同様にリヤフェンダーも開きます。これによりチェーンの着脱がしやすくなります。
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ラジエーター点検口。
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ウィンカー。
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フューエルリッド。左右両側に備わります。
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バッテリー点検口。
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ヘッドライト。
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リヤコンビランプ。
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フロントバンパー上部にあるインフォメーションディスプレイ。行き先などの表示も可能ですが、防犯上の理由から常に「WILLER EXPRESS」のロゴを表示しているとのこと。
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エントランス。手動でも、運転席のボタンでも開閉が可能です。
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アクセス階段。2段目は「車輪止め」の収納にもなっています。
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運手席側後方のみに設置されている非常口。万が一の場合には手動で開けてここから脱出します。出口からぶら下がっているのは簡易的な足場です。
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サイドミラー(運転席側)。
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サイドミラー(入り口側)。3枚のミラーが設置されていて、それぞれ前方確認用、後方確認用、サイド確認用の役割があります。
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バックカメラ。ドライバーから完全に死角となる真後ろの視界は、このバックカメラにより映し出されたモニター画面で把握します
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エコステッカー。平成21年度(ポスト新長期)排出ガス規制に適合し、平成27年重量車燃費基準も達成。また、排出ガス浄化装置にDPRと尿素SCRを併用するクリ-ンディーゼルシステム「AIR LOOP(エア・ループ)」を採用するなど、その環境性能の高さにも注目です。また、写真上部の「ECO MOVE STYLE(エコ・ムーヴ・スタイル)」というのは、WILLER EXPRESS独自の取り組みで、「通常のバス料金に加えてカーボンオフセット経費として予約時にユーザーが24円~33円を支払い(任意)、そのお金を自然エネルギー開発に充当することで、高速ツアーバスが走行時に排出するCO2をオフセット(相殺)しよう」というユニークなアイデアです。
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インパネ。コックピットは、当然ながら運転手だけを意識したドライバーオリエンテッドな空間。いたるところにスイッチ類が配され飛行機の操縦席さながらの印象で、健全なオトコのコならグサッと刺さる雰囲気です。
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メーター。左がスピードメーターで、右がタコメーター。一般の乗用車となんら変わらないレイアウトですが、タコメーターの回転数値が「3000」までしかないのと、中央下にブレーキやドアのエア使用量を示すインジケーターが備わるところがバスらしい特徴です。
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トランスミッション。「6速FFシフト」というバス用のごく短いフィンガーシフトと足踏みクラッチでギアチェンジをします。その際、一般的な乗用車ではロッドやワイヤーを介して行ないますが、このFFシフトでは電気信号により行ないます。
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スイッチパネル。客室キャビンの照明操作やエントランスの開閉、ドアミラーの角度調整やエアコンの温度調節のスイッチが、ドライバーの右手側にあるスイッチパネルに集約されています。
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客室キャビン。「COCOON(コクーン)」と呼ばれる2列独立・乗車定員19名のシートタイプで、映画に出てくるような宇宙船を思わせる雰囲気です。参考までに料金は、出発時期など諸条件により異なりますが、東京駅-大阪駅間(所要時間8h)で9800円~(1人)。
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客室キャビン。最前列から最後列の通路に足元ライトが照射されるので、夜間の通路の行き来も安心です。
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客席パーテーション。客席は卵型のシェルで区切られ完全なプライベート空間となります。
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客席シート(通常時)。シート幅は約46.5cm。
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客席シート(フルリクライニング時)。シートが斜めにレイアウトされているので、後ろの人を気にすることなく思い切り、リクライニングができます。背もたれ、オットマンを合わせたリクライニング角度は140度。
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収納スペース。リクライニングをする際に脱いだ靴は足元の収納スペースへ。
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シートポジション。座った印象はまさにネットカフェの個室!? 収納やエンターテイメントも充実しています。
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第2運転手のシート。19席のうち客室キャビン最後端に設けられた1席には、サブドライバーが座ります。
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シアターシステム。第2運転手のシート以外の全客席に設置されていて、映画・音楽・ゲームが楽しめます。
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コンセント。第2運転手のシート以外の全客席に設置されていて、長距離移動中に携帯を充電しておくのに便利です。また、無線LANも設置されているので、ノートPCでインターネットも楽しめます。
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収納スペース。シートの座面横に用意されていて、女性なら化粧ポーチなどを入れておくのに重宝しそうです。
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フロントスタイリング。ディーゼルモデルのセレガとの基本コンポーネントを共用しているので、外観上の違いはほとんどなく、カタログスペックで20mm全高が高い程度。
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初めてのハイブリッドモデル。長距離高速ツアーバスへのハイブリッド車の導入はWILLER EXPRESSが初めて。
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ディーゼルモデルと同じ位置に搭載されているエンジン。中身はそれよりも小型化されていて、直列6気筒は同じですが、排気量は8866ccとやや大人しめ!? ですが、エンジンとデフの間に置かれた三相交流誘導モーターがエンジンパワーをアシストするというパラレル式のハイブリッド機構とインタークーラーターボにより、最高出力=257kw(350ps)/1800rpm、最大トルク=1569Nm(160kgf-m)/1100rpmという、排気量の差を感じさせない、燃費効率の良いパワースペックを実現しています。
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PCU(パワー・コントロール・ユニット)。バッテリー・インバーターなどのユニットをパッケージ化したもの。荷物室の1スパンを使用しています。
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エアインテーク。熱を持ったPCUを冷却するための送風口。こちらもハイブリッドモデルならではの外観におけるわずかな違いです。
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インパネ。こちらもディーゼルモデルとほぼ同じ意匠です。
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メーター。
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排気ブレーキランプ。右上に光っているランプがそれで、ONの状態になっています。バスは車重の重さに加え多くの乗客を乗せているので、長い坂道などを下る際、乗用車以上にブレーキへの負担がとても大きくなります。そのため減速は基本的に、「排気ブレーキ→エンジンブレーキ→フットブレーキ」の順に行ない、なるべくブレーキに負担をかけないようにします。
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6速FFシフト。
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ドライバーズシート。長時間の運転を考慮して、大きめのシートバックが採用されています。
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スイッチパネル。これもディーゼルモデルと内容は変わりません。客室キャビンの照明操作やエントランスの開閉、ドアミラーの角度調整やエアコンの温度調節などのスイッチが、ドライバーの使いやすい位置に集約されています。
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バックガイドモニター。リヤスポイラー付近に設置されたカメラが映し出す後方視界を、このモニターで確認します。
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エネルギーメーター。右上にあるメーターはバッテリーの使用量を示すものでハイブリッドモデルならではの装備。
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火災警報装置。
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右側が運転手専用ラジオ、左側がフロントバンパー上部にあるインフォメーションディスプレイ用の入力キー。
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車高調スイッチ。電子制御式サスペンション(フロント)を操作します。
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アイドルストップON/OFFスイッチ。高速バスなので、市街地走行は少ないですが、アイドリングストップ機構はしっかりと付いています。
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サイドブレーキ。
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客室キャビン。「BUSINESS CLASS(ビジネスクラス)」と呼ばれる3列ワイドシート・乗車定員16名タイプ。新幹線のグリーン車にも似た雰囲気で、贅沢な室内空間がデザインされています。参考価格として、出発時期など諸条件により異なりますが、東京駅-大阪駅間(所要時間8h)で、上級シートのComfortタイプ(独立席)でも9800円~(1人)。このクオリティを考えたら正直安いです。
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客室キャビン。カーテンで仕切れば、1席1席がよりプライベートな空間に。
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客室シート(ベーシック[2列タイプ]/通常時)。シート幅は約64cm。
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客室シート(ベーシック[2列タイプ]/フルリクライニング時)。シート幅は約64cm。座面が可動する「ゆりかご式リクライニング」を採用しているので最適なくつろぎ姿勢に。背もたれ、レッグレストを合わせたリクライニング角度は140度。
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リクライニングスイッチ(ベーシック[2列タイプ])。背もたれとゆりかご式リクライニングの設定ができます。
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客室シート(Comfort [独立席]/通常時)。
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客室シート(Comfort [独立席]/フルリクライニング時)。
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リクライニングスイッチ(Comfort [独立席])。背もたれ全体やショルダー部、レッグレスト、ゆりかご式リクライニングなど、乗客に適したよりきめ細やかなセッティングができます。
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TV観賞用ヘッドセット(Comfort [独立席]タイプのみ)。
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ジャケットホルダーと、AVモニター(Comfort [独立席]タイプのみ)。
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コートハンガー。客席キャビン最後部に用意。
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アメニティ。快眠4点セット(ピロー、アイマスク、耳栓、スリッパ)、甚平(男性用車内着)、甚平&快眠4点セット(ピロー、アイマスク、耳栓、スリッパ)などをオプション(有料)で用意。仕事の合間の移動時間をより快適にしてくれます。
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コンセント。全席に用意さているので、PCを利用して残りの仕事も片付けられる!?
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格納式テーブル(ドリンクホルダー付き)。あると便利ですが、PCを利用するにはもう少し大きなものが良いかもです。
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モバイル通信が可能。無線LANが設置されているので、PCやモバイルでのインターネット利用や、通信ゲームなどができます。
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加湿器。入り口付近に設置され、車内に潤いを与えてくれます。
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レストルーム。広々としたトイレを設置しているので、長距離移動でも不安はありません。
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レストルーム。大きな鏡を備えたパウダールームを完備。壁から引き出すタイプの椅子も備えてあるので、揺れやすい車内でも落ち着いて身だしなみをチェックできます。
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WILLERバスターミナル新宿西口(新宿住友ビル内1F)。従来型の「駅前ロータリーなどに集合してはいどうぞ」ではなく、待合室やコンビニ、インターネットスペースなどが完備された、清潔感溢れるターミナルです。
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スマートチェックイン。事前にインターネットなどで予約した個人情報を自動チェックイン機に入力するだけ(2次元バーコードにも対応)で手続きが完了。
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チェックインカウンター。オペレーターによる窓口対応も。
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出発ゲート。
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インフォメーションカウンター。
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インターネットスペース。
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コインロッカー。