グーグル自動運転車の頭脳が“だろう判断”で事故!?センサートラブルなら今後も発生する可能性も!
- 筆者: 国沢 光宏
グーグルの自動運転車が自動運転中に事故を起こした。グーグルの発表や、事故を報じるメディアは「ケガ人もいない軽微な事故」と報じているものの、相手がバイクだったら死亡事故になってもおかしくない事故形態である。どんな状況だったか? データと共に詳しく紹介しよう。
事故は交差点の手前で発生した。自動運転車が右折(日本の概念で言えば左折)しようとしたところ、路上に落下物あったという。自動運転車は一時停止。その後、左にハンドル切って落下物を避けようとしたのだけれど、真横にいたバスの側面に衝突している。バスがいるのにブツかっていったということ。
自動運転車の速度3km/h。バス24km/hと軽微だし、ソフトの修正をすれば問題ないと主張しているようだ。ちなみに事故を起こした自動運転車は、ドライバーが運転席に座っていたレクサスRX450h。乗っていたドライバーのコメントも公表されており、驚くべきことに「バスが止まると思った」。
考えて欲しい。相手がバスだから誰もケガをしなかった。もし二輪車相手であり、速度が出ていれば、死亡事故になったとしてもおかしくない。もっと言うと、このタイプの事故、ケースとしては多い。したがってソフトの問題だと早々に発表すること事態、大きな疑問である。
自動運転車の「課題」は人間の頭に相当するソフトだけではない。もっと重要なのが目や耳に相当するセンサーの信頼性だ。今回の事故を見ると「センサーに問題は無かったのか」と思う。自動運転車の基本制御は「安全を担保できなかったら停止」である。なのに今回の事故を見ると当てに行ってるのだった。
センサーのトラブルや失陥であれば、こういった事故は今後も発生する可能性大。運が悪ければ重大な結果をもたらす。さらにドライバーが乗っていればドライバーの責任になるけれど(今回も罰則受けるとすれば対象はドライバー)、無人の自動運転車であれば誰のミスなのだろうか?
自動運転の公道試験が増えていくと、必ず事故を起こすケースだって出てくるだろう。グーグルで走らせているカボチャの馬車のようなボディ構造の無人自動運転車であれば、被害者になった時の危険性だって考えなくてはならない。今回の事故、すでに反対派から厳しい批判もわき上がっているそうだ。
[Text:国沢光宏]
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