日産 新型エクストレイル[2013年12月フルモデルチェンジ]新型車解説/渡辺陽一郎(1/3)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:オートックワン編集部・日産自動車
日産 新型エクストレイル[2013年12月フルモデルチェンジ]新型車解説/渡辺陽一郎
日産 新型エクストレイル フロントイメージ 日産 新型エクストレイル リアイメージ 日産 新型エクストレイル フロントフェイス 日産 新型エクストレイル フロントフェイスアップ 日産 新型エクストレイル リアイメージ 日産 新型エクストレイル リアイメージアップ 日産 新型エクストレイル ルーフレール 日産 新型エクストレイル 東京モーターショー2013にて撮影 日産 新型エクストレイル 東京モーターショー2013にて撮影 日産 新型エクストレイル エンジンルーム 日産 新型エクストレイル インパネ 画像ギャラリーはこちら

3代目となる新型エクストレイルがいよいよ登場!

日産 新型エクストレイル リアイメージ日産 新型エクストレイ 防水シート

最近の新型車の発表は、率直にいって非常に曖昧。まずは外観写真を公開し、次はエンジンやグレードを明かし、最後に価格まで含めてすべてを発表するという具合だ。

マツダ アクセラは2013年6月下旬に「Mazda3」の外観写真を公開し、この後に数回の報道試乗会を開き、10月9日に価格を明らかにした。それでも「予約販売の開始」にとどまり、クリーンディーゼルターボを積んだXD/6速MTの燃費は、12月上旬の時点でも明らかにされていない。

トヨタ ハリアーも、7月下旬に外観写真などを公開してディーラーに簡易なチラシを配布したが、発表は11月。発売されるのは2リッターモデルが12月で、ハイブリッドは2014年1月だ。

そして日産 新型エクストレイルも同様。フランクフルトショーで外観を公開したのは9月、グレード構成や装備が明らかになったのが10月。実車は11月の東京モーターショーで初めて一般に公開され、価格まで含めて発表されたのが12月、という具合になる。

「こんなクルマが出ますよ」と発売前に告知されるのは、新車の購入計画を立てる上でメリットになり得る。しかし情報を小出しにされ、なおかつ発表日と発売日にズレが生じると、ユーザーはどのタイミングで契約すれば良いのか分からない。

しかもディーラーは早々に受注を開始して、注文を入れると価格が不明なのに5~10万円程度の予約金を徴収されたりする。もちろん価格が分かった時点でキャンセルすれば返金を受けられるが、断わるのを後ろめたく感じるユーザーもいるだろう。

日産 新型エクストレイル フロントフェイスアップ日産 新型エクストレイル インパネ

そして「クルマは必ず試乗してから購入する」という正しい買い方をするユーザーは、大幅に待たされてしまう。試乗車がディーラーに届くのは発売された後で、この時には人気車であれば数多くのオーダーが溜まっているからだ。納車を待っている間に、愛車の車検期間が満了することもあるだろう。

2014年4月からは消費税が8%になるから、メーカーは顧客を囲い込みたいのだろうが、ユーザーが受ける迷惑も小さくない。

そして納期がズレ込めば、登録(軽自動車は届け出)が4月以降になり、8%の消費税を負担させられる。

こういった売り方について、読者諸兄はどのようにお考えだろうか。

報道する側としても非常に困る。

例えば新しい機能が搭載されている場合、その評価には価格も影響するからだ。いくら優れた機能でも、割高であれば読者諸兄に推奨できない。価格も分からず「素晴らしい機能が付きますよ!」と持ち上げるのは無責任だ。プロトタイプ(試作車)の試乗記と同じで、単に「どんなモノなのか」という報告しかできず、購入希望者の立場に基づく解説や報道にはなり得ない。

以上のような事情があるので、新型エクストレイルについても、先行して2013年10月24日に「日産 新型エクストレイル 新型車解説」として既に掲載されている。ただし、この時点でメカニズムなどの車両解説は行っているので、本稿ではグレードの選び方を中心にガイドしたい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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