マツダがスライドドア車の開発を凍結、日本市場の子育て世代ニーズは諦めるのか(1/2)

マツダがスライドドア車の開発を凍結、日本市場の子育て世代ニーズは諦めるのか
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MPVもプレマシーもビアンテも次期型計画なし?

販売が終了したマツダMPVマツダ新型CX-9

マツダがスライドドアの車両開発を凍結しているようだ。当初アメリカ市場向けに開発されたミニバンのMPVはCX-9と交代し今年3月で販売終了。次期型の予定無し。2010年に登場した欧州市場を意識したプレマシーも次期型の開発を行っていない模様。さらに2008年登場の日本専用車ビアンテだって次期型の計画なし。

この3モデルに共通するのはスライドドアである。つまりスライドドア車を作らなくなる、ということ。

何を意味するのか?日本市場において子育て世代のユーザーを諦めるということに他ならない。

今やチャイルドシートを使うことが当たり前になったため、子供の居るファミリーにとって乗降が楽なスライドドア車は便利。孫のいる環境においても、親子3世代で移動できるスライドドアのミニバンはニーズがある。

実際、私だって孫の誕生をきっかけにステップワゴンを購入した。こういったクルマ好き層をマツダは諦めた、ということ。「プレマシーとビアンテがあるでしょう」と思うだろうけれど、もはや自動ブレーキの無いクルマなど厳しい。

マツダの実力をフルに生かせばこのカテゴリーでも面白い

マツダ プレマシー

なぜスライドドア車を止めたか?コストダウンとデザインのためである。

アメリカの場合、スライドドアのニーズがあるのは、全長5m級のミニバン。激戦区のため、もし新規参入すれば大きなリスクを伴う。プレマシーの販売状況も世界的規模で厳しく、新型車を出したって勝算薄い。ましてや日本専用車の新規開発など到底無理。

またマツダの人に聞いたのだけれど、マツダが元気になったきっかけの魂動デザインをスライドドア車で表現するのは難しいようだ。

状況は理解出来るけれど、マツダの実力をフルに生かせばこのカテゴリーで勝負しても面白い気がする。

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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