ホンダ 新型オデッセイ(5代目)試乗レポート/九島辰也(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:茂呂幸正
上級ミニバン市場に勝負を仕掛ける新型5代目オデッセイ
9月26日からホンダのホームページで先行公開されている新型オデッセイ。ホンダのミニバンの中でもシンボリックな存在だけに、巷の反応も強いようだ。
そのオデッセイのメディア向け事前撮影に行ってきた。今回はもてぎサーキットの敷地内で、一周1.3キロのコースを走れるというおまけ付きである。
ではその特徴だが、新型はクラスを半歩上がってラージクラスに片足を載せた。
これまでキャラクターの一部であった全高1550mmという掟を自ら破り、+150mmの空間を得る。また、ステップワゴンから引き継がれる低床フロアも採用。キャビンスペースを確保しながら低重心という走りの面でのメリットもしっかり備えた。まぁ、この辺がホンダらしいといえばそうだろう。
もちろん、その領域に足を踏み入れるにはそれなりの理由がある。いま日本のミニバン市場で熱いのはラージクラス。昨年の上級ミニバンランキングでヴェルファイアとアルファードがワンツーフィニッシュしていることを鑑みれば、自然とそうなる。ちなみに、オデッセイは8位、エリシオンは12位となる。ということで、新型オデッセイは新たなパッケージで生まれた、5世代目の大改革である。
エンジンは2.4リッター直4が搭載され、190psを発揮するアブソルート用と175psのその他のグレード用の2つのエンジンがラインナップされている。大雑把に言ってしまえば、前者は直噴式で後者はポート噴射式。
なぜ2つ用意されるのかは不明だが、今後直噴式の方がメジャーになっていくことだろう。省燃費を含め高効率のこちらの方が世界的なトレンドである。そして組み合わされるトランスミッションは、新開発のCVT。ATモードで好燃費をたたき出すのは想像がつく。ライバルとの差別化という面でもホンダにとってメリットはあると言えそうだ。
ただし、結論から言うと、このCVTのイメージは“走り”の面ではあまりよくない。というのも、グレードを問わずエンジンのレスポンスはいいのに、CVTがそれをスポイルしている感が強いからだ。アクセルに対して回転数はリニアに上がっていくが、それがトラクションに連動しないところが少々気になる。
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