BMW i3 海外試乗レポート/日下部保雄(1/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:BMW Japan
BMWの電気自動車を、インフラの進むアムステルダムで試乗
待望のBMW製EV(電気自動車)『i3』に乗るチャンスがやってきた。日本での販売は来年の春になるが、ヨーロッパでは11月から受注発売となる。一足先にレポートしよう。
試乗会の舞台となったのはオランダのアムステルダム。ここはヨーロッパでも電気自動車のインフラが進んでいる国で、市内の至る所に充電設備がある。
ずらりと並んだi3はなかなか壮観だ。i3には大きく分けてフルEVと2気筒エンジンを搭載したレンジエクステンダー付があるが、今回用意されていたのはフルEVのi3。内装は4つのグレードの中から「SWEET」と呼ばれる内装。
i3の概要を簡単に説明すると、ボディサイズは全長3999㎜×全幅1775㎜×全高1578㎜。背の高いボディにリアエンジン、リアドライブのメカニズムを持つ。バッテリーは床下に搭載する。
車両重量は、日産「ノート」よりも僅かプラス100㎏ほど
i3がユニークなのは買量産車としては初めてカーボンコンポジットのボディを使い、プラットフォームはアルミで作られ、EVとしては非常に軽量に作られていることだ。車両重量1195㎏と言うのは日産「ノート」よりも100㎏ほど重いだけで、スペックが違うとはいえ、日産「リーフ」の1460㎏から比べればかなり軽いことが分かるだろう。
モーター出力は125kW/250Nmで、バッテリーは360V 22kWhのリチウムイオンを床下に搭載する。走行距離はエアコンなどを使う現実的なBMW流条件で160㎞で、節電運転をすると200㎞以上を走ることも可能なようだ。
BMWは持続可能環境、そしてクルマを将来も使えるようにCO2削減に熱心だが、さらに車両にリサイクル可能なパーツを極力使っている。アルミのプラットフォームももちろんだが、カーボンの車体、内装材等の多くを部材を従来の部材と置き換えることでリサイクル率をかなり向上させている。
タイヤサイズは標準は前後155/70R19というユニークなサイズを履くが、試乗車の後輪はオプションの175/65R19を装着していた。それにしても電気自動車ならではの他では見ないタイヤサイズだ。
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