新車選びで失敗しないコツは?
- 筆者: 清水 草一
新車選びで失敗しないコツは?
車を選ぶ基準がわかりません。
生活する上で車は必要なのですが、失敗しないコツなどはないでしょうか?(井庵馬観さん)
其の疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!
一番失敗が少ないのは、自分と似たような家族構成や使い方をしている知り合いが、「これ、いいよ」と太鼓判を押している愛車と同じクルマを買うことでしょう。
いくらサイトを見たりディーラーで試乗しても、実際に生活で使ってみないと、すみずみまではわかりません。それが一番わかるのは、似たような状況にある知り合いです。
それがムリなら、愛車に何が必要か、それを書き出してみるといいと思います。家族4人がゆったり乗れて、旅行に行く荷物も積めて、加速力はどれくらい必要で、燃費はどれくらい期待したくて・・・等々、ある程度時間をかけて、思いつくままに書き出してみてください。
それに合致したクルマはどれか?と、改めてサイトで調べ、ディーラーを訪問してみれば、失敗は大幅に少なくなるはずです。
ただしこれは、どちらかというと減点法のクルマ選びです。
クルマ選びには、加点法もあります。それは、「このクルマに惚れた!」という買い方です。たとえ細かい条件が合っていなくても、「このクルマのここが好きなんだ!」という気持ちがあれば、些細な減点は忘れてしまうし、かえって愛しくさえなってきます。
実用性というのは、よほど特殊なクルマでない限り、おおむねなんとかなってしまうものです。
ただ、こういう感情は、クルマ好きでないとあまり芽生えるものではありません。クルマを道具と割り切っているなら、必要用件を満たすのはどれかという視点で、減点法で選ぶのが無難でしょう。
MJブロンディの「ひとりごと」
数年前、新聞の人生相談にこんな投書がありました。
「夫は、子供も生まれたのに、『これがなかったら生きていけない』と、いまだに2ドアのスポーツタイプ(※後席アリ)に乗っています。周囲のママたちが便利な4ドアのクルマに乗っているのを見ると、情けなくて涙が出てきます。夫には私への愛情がないんでしょうか」
それに対して回答者の故・立松和平さんは、
「男にとってクルマは、アイデンティティそのものであることもあるんですよ」と、優しく諭していました。
確かに2ドアのスポーツタイプのクルマは、4ドアに比べて不便でしょう。でも、後席もあるんですから、どうにもならないはずはありません。便利さの奴隷になると、選択肢が狭くなって、人生を楽しめないと私は考えますが、いかがでしょう。
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