レビューで良く見る「乗り心地」って一体どんな性能のこと?
- 筆者: 清水 草一
レビューで良く見る「乗り心地」って一体どんな性能のこと?
以前、自動車評論家のみなさんが絶賛するゴルフVトレンドラインの試乗に行きました。しかし、期待していたほど乗り心地の良さが感じられず、愛車のインプレッサとの違いが分かりませんでした。
質問ですが、自動車のレビューによく書かれている「乗り心地」とは一体どのような性能のことを言うのでしょうか?そして、その性能はどうすれば実感できるのでしょうか?(いまひさん)
其の疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!
インプレッサは、国産車としてはかなり高速寄りのセッティングをしてあるので、違いがあまり感じられないのも当然かもしれません。
ヨーロッパ車の乗り心地の良さは、多くの場合、高速になればなるほど感じられますが、低速では逆に悪いことが多いです。
単純な話、高速道路をブッ飛ばしてみると、違いがわかるかと思います。飛ばせば飛ばすほど、しっとりと落ち着いて、しなやかな乗り味になるんです。インプレッサにもそういう面があるので、微妙かもしれませんが・・・。
中にはアウトバーン速度に達しないと「良さ」が感じられないクルマもあって、これは日本じゃマズイだろ!みたいなこともあります。
ヨーロッパでは、一般道で100キロ、高速道路で130キロが基準になります。そういう速度で延々と走るのがメインで、街中はちょっと通過するだけなので、高速での乗り心地を中心に考えられているんですね。
日本の街中で、平均速度20キロで走るなら、国産車の乗り心地が一番いいです。やはりメーカーは、メイン市場の風土に合ったクルマを開発していますから。ちなみに日本車も、ヨーロッパ輸出仕様は、ヨーロッパ車と同じ高速仕立てにしてあります。
「乗り心地」とはどのような性能を言うのか、という問いですが、これはとても難しいです。
端的に言って、「気持ちいいな!」と感じるのが、乗り心地がいいということだと私は解釈しています。多くの国産車は、街中をノロノロ走っていると快適です。ただそれは積極的な快楽とまでは行かず、「不快さが少ない」状態です。
一方、たとえばシトロエンのハイドロニューマチック系サスペンション車は、低速ではなんてことない乗り心地ですが、高速道路で巡航していると、その魔法の絨毯みたいな浮遊感覚があまりに気持ちよく、病み付きになってしまうんです!一度食べたらやめられない、みたいな感じです。
言葉で伝えても、真実は体験していただかないとわかりませんが、真の乗り心地の良さは、不快さのシャットアウトではなく、快楽の創造だということです。
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