【視界】水はねで前が見えなくなったらどう対応すれば良いの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:原田淳
【視界】水はねで前が見えなくなったらどう対応すれば良いの?
大雨の日、隣の車線のトラックを追い越そうとしていた時、トラックが深い水溜りに入ったらしく、大量の水が撥ねて私のクルマのフロントガラスにかかり、前が全然見えなくなってしまったことがありました。
全く前が見えずどう対応すればよいか分からない状況で、他の車に接触してしまうのではと思いヒヤヒヤしましたが、ああいった時にはどう対処するのが一番良いのでしょう。
その疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!
運転中に突然視界がなくなるというのは、本当に怖いですよね。こんな時はどうしたらいいでしょう。
(1)危機回避のためフルブレーキングする
(2)そのまま何もせず走り続ける
(3)フル加速して少しでも速く水撥ねから脱出する
答えは(2)。基本的にはそのまま走り続けるのがベストです。
相手は水なので、フルブレーキングまでするのは、後続車のことを考えても危険度が増します。
もちろん、視界がない中でフル加速するのはもっと危険。なにもしないのが一番なんです。そのままのアクセル開度で、そのままのハンドルの位置で、無事であることを信じて進んで、水撥ねから脱出してください。
ブレーキは踏まないまでも、反射的にアクセルを戻してしまう人は多いと思いますが、抜きにかかっている状態からアクセルを戻して減速すれば、それだけ長い時間水はねの中に“滞在”する可能性が高くなります。
時には「そのままでいるのがかえって安全」というケースもあるのです。
MJブロンディの「ひとりごと」
昔の高速道路は、上記の疑問のようなことがよくありました。大雨の中でトラックを抜く時は、かなりの覚悟がいるほどでした。しかし今は、日本の高速道路の舗装は多くが「透水性舗装」になったため、水撥ねは最小限。
実に走りやすくなりました。ただし、一般道の多くは普通の舗装のまま(歩道は透水性舗装が多い)ですから、大雨の中でトラックを追い抜く場合は、直線を選んで行ったほうがいいでしょう。
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