N-ONE レーススタディモデルに学生カーソムリエが体験試乗!「Honda Racing THANKS DAY」レポート/マリオ高野(1/2)
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
N-ONEにロールケージ!?「ホンダ N-ONE レーススタディモデル」に学生カーソムリエの2人が挑む!
ホンダのモータースポーツファン感謝デーとして知られる恒例イベント「Honda Racing THANKS DAY」が、2013年の今年もツインリンクもてぎにて大盛況のうちに開催されました。
4輪部門はSUPER GTやインディー・カーシリーズ、ツーリングカー選手権、2輪部門はMoTo GPや鈴鹿8耐、全日本ロードレース選手権など、モータースポーツのトップカテゴリーで活躍するホンダのマシンやドライバー/ライダーが勢揃い!
GTマシンの同乗試乗体験をはじめ、サーキットサファリやパレード、ホンダチーム同士によるバトルが観られるスペシャルレースなど、盛りだくさんのメニューで多くのホンダファンを熱狂させてくれました!
日常ユースも考慮されている「N-ONE レーススタディモデル」
今回、石塚さんと米澤さんが試乗した「N-ONE レーススタディモデル」の装備内容は、以下の通り。
・ローダウンサス(約20mm車高ダウン)
・強化ダンパー
・強化ブレーキパッド
・強化ブレーキホース
・ミッション(CVT)オイルクーラー
・ロールゲージ
・4点式シートベルト
・フロントバケットシート(運転席)
・専用デザインアルミホイール
ホンダでは、2014年に軽のワンメイクレースがスタートします。
「N-ONE レーススタディモデル」は、そのワンメイクレースに出場するための仕様なのですが、レース仕様車とはいえ基本的には日常的なドライブでの快適性や実用性を損ねないことが重視されているので、見た目はノーマル車とほぼ同じ。わずかに低められた車高とホイールデザイン、フロントグリルの奥に見えるミッションクーラーの存在がエクステリアの識別ポイントです。
サスペンションは固められてはいますが、やはり日常ユースを考慮しているおかげで乗り心地が悪化しているというほどではありません。
やや引き締まったことで、重心の高さを感じにくくなっている点など、おそらくスポーティカーが好きなドライバーからは「むしろ、ノーマルよりも乗り心地が良い!」と評価されることでしょう。
今回の試乗体験ではインストラクターの指示の元、サーキットアタックをする前に時速60kmからのフルブレーキテスト、そして時速60kmから80%程度のブレーキ踏力で、ブレーキポイントから25mぴったりで止まるテストを行いました。
サーキットでアタックをする前に、クルマの制動性能がどの程度なのか、またドライバー自身がしっかりとフルブレーキを踏み切れるかどうか(ABSが作動するまで)を確認する意味が込められています。
実施中、無線によりインストラクターから事細かなアドバイスを受けられるので、運転に自信がない人でも不安をかかえたままサーキットコースに入らないで済むのはありがたいですね。
運転にある程度自信がある人にとっても客観的な評価を受けることで、自分では気が付かなかった課題が見つかったりするもの。すべての人にとって、有意義なカリキュラムだったといえます。
さすが、学生カーソムリエの2人は難なくこれをクリア!両名とも「軽自動車なのにブレーキタッチに剛性感があり、効きの強さも満足できるものでした」と、なかなか好印象の様子でした。
軽くウォーミングアップしたところで、いよいよ北ショートコースでアタック開始。
この北ショートコースは本来カートや二輪が走ることを想定したコースで、一周の長さは約982m。軽自動車では直線でも時速80km程度と速度域は高くなりませんが、時速30~40km程度でしか曲がれないRのキツイヘアピンがあるなど、なかなかのテクニカルコースといえます。
先導車の追従走行でラインを覚えた後はフリー走行。助手席にはインストラクターが乗りますが、ある程度スキルのあるドライバーの場合は、走行中に横からアレコレ言われることはないので運転に集中できます。
学生カーソムリエ両名が感じたN-ONEレーススタディの印象は、次ページで!
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