2011年10月度販売ランキング/松下宏(2/2)

2011年10月度販売ランキング/松下宏
ダイハツ ミライース トヨタ 新型プリウス マイナーチェンジ版(欧州仕様) トヨタ ピクシススペース (左)ホンダ 新型ライフ DIVA/(右)ホンダ 新型ライフ G マツダ デミオスカイアクティブ 画像ギャラリーはこちら

11位~20位:軽自動車需要の根強さとトヨタの強さ

※()内は販売台数・前年対比

11位:パッソ(5,930台・110.6%)/12位:ライフ(5,771台・104.2%)

13位:パレット(5,668台・96.5%)/14位:モコ(5,645台・82.3%)

15位:ステップワゴン(5,191台・110.9%)/16位:ラクティス(5,040台・18.7倍)

17位:ヴォクシー(4,839台・86.8%)/18位:フリード(4,764台・70.6%)

19位:エスティマ(4,547台・145.9%)/20位:ルークス(4,527台・81.7%)

トップ10では、実に半分の5車種を軽自動車が占めていたが、11位から20位までの車種を見ても4車種が軽自動車となっている。

(左)ホンダ 新型ライフ DIVA/(右)ホンダ 新型ライフ G

12位の「ホンダ ライフ」、13位の「スズキ パレット」、14位の「日産 モコ」、20位の「日産 ルークス」という具合で、軽自動車需要の根強さが見て取れる。

ただ、軽自動車の主要モデルはここまでで、次ぐ「スズキ MRワゴン」は36位、「三菱 ekワゴン」は39位に沈んでいる。

また、1,845台を販売したトヨタの「ピクシススペース」が40位に入っている。まだ立ち上がりということもあるが、思ったほどは伸びなかったということだろうか。

20位までの車種に話を戻すと、ミニバンも引き続きまずまずの売れ行きだ。

ベスト10に入ったのは「日産 セレナ」だけだったが、11位~20位にも15位「ホンダ ステップワゴン」、17位「トヨタ ヴォクシー」、18位「ホンダ フリード」(スパイク含む)、19位「トヨタ エスティマ」と4車種のミニバンが入っている。

ほかには11位の「トヨタ パッソ」と16位の「トヨタ ラクティス」で、パッソは前年に比べて10%の伸びを示し、ラクティスは前年がモデルチェンジの直前だったので、18倍もの伸びとなった。

また、11位から20位までの車種のうち、パッソ、ラクティス、ヴォクシー、エスティマの4車種がトヨタ車だった。

トヨタ車の売れ行きはプリウスに偏り過ぎなきらいもあるのだが、ほかのメーカーに比べたらいろいろな車種が良く売れている。

21位~30位:デミオは伸び率は良いが台数は減少

※()内は販売台数・前年対比

21位:デミオ(4,404台・228.8%)/22位:ノア(4,101台・112.4%)

23位:シエンタ(3,840台・309.4%)/24位:クラウン(3,829台・163.0%)

25位:ノート(3,537台・143.5%)/26位:マーチ(3,495台・117.0%)

27位:ウィッシュ(3,299台・74.6%)/28位:キューブ(2,919台・154.1%)

29位:ソリオ(2,764台・-)/30位:スイフト(2,701台・73.3%)

トヨタ車の強さは21位から30位までの車種の中に表れていて、22位の「ノア」、23位の「シエンタ」、24位の「クラウン」、27位の「ウィッシュ」という具合にここでも4車種が入っている。

特に、クラウンのような高級車をしっかりと販売しているのが凄い。

このランクには日産車も「ノート」「マーチ」「キューブ」と3車種が入っており、いずれも台数を伸ばしている。

ノートはすでにモデル末期にあるのに、前年に比べて大きく伸ばしている。

マツダ デミオスカイアクティブ

また、今年のマイナーチェンジでSKYACTIVを搭載した「マツダ デミオ」も、台数はともかくとして前年に比べて2倍を超える台数を販売し、21位に入った。

デミオは、アクセラが発売されたことで販売戦力が分散することになったのが台数が落ちてきた理由だろう。今後はSKYACTIV比率を維持しながら、値引きを抑えた販売をどこまで続けられるかが課題になる。6,000台の販売目標台数を維持していきたいところだ。

29位の「スズキ ソリオ」と30位の「スズキ スイフト」がほとんど同じ台数で並んだ。10月もまだソリオのほうが上位を維持したが、逆転も考えられる状況になってきた。

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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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