日産自動車 ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏インタビュー(2/3)

日産自動車 ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏インタビュー
日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 モータージャーナリスト 森口将之氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏 日産リーフ 予約開始記者会見にて 日産リーフ 予約開始記者会見 画像ギャラリーはこちら

「THE NEW CAR」に込められた意味

AO:充電時間と航続距離はどうですか。

日産リーフ 予約開始記者会見

S:リーフは満充電で160km走ります。日本人の1日の平均走行距離は30kmという人がいちばん多いそうです。合理的には問題ありません。長距離ドライブで困るという人がいますが、日本のユーザーが長距離を走るのは年平均で2回以下です。

それならEV+レンタカーという方法もあります。EVはランニングコストが安いので、レンタカーを使っても年2回なら安く済むのです。

AO:でも実際に体験することがいちばん大切という気がしますが。

S:そのために6月から、公道を使った試乗会を全国で計画しています。日産では地方自治体と提携してEV導入を進めているので、県庁や市役所とタイアップして、EVがどういうものかを市民に味わってもらいたいと考えています。狭い場所で2~3分乗ってもらうだけでも、EVは違うと体感いただけるはずです。

AO:長距離の試乗はできるのでしょうか。

S:長距離については、レンタカーの活用などを考えています。さらにレンタカーは、EVでないと入れない世界自然遺産などで乗ってもらうことも可能で、自然と共生していける乗り物であることをアピールしたいと考えています。

AO:広告戦略もいろいろ考えていると思いますが。

日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏

S:マス広告を使い、芸能人を起用し、鐘や太鼓をドンドン叩いて、EVのよさが伝わるとは考えていません。

告知は必要ですが、通常の新車のような「今度の土日は~フェア」という一過性なモノはやらないつもりです。もっと長期的な視点が必要なクルマなので、試乗などに力点をおきたいと考えています。

AO:ウェブサイトの「THE NEW CAR」は、どんな意味が込められていますか。

S:排気ガスが出ない、CO2削減に役立つなど、EVのメリットはいろいろありますが、それをシンプルに凝縮して全世界で通用できる言葉はないかと考えた結果です。新車という意味もあるし、新しいクルマという意味もあります。

AO:EV専用設計ということで、車載通信システムが充実していますが、今までにないシステムなのでわかりにくいのではないでしょうか。

S:携帯電話でエアコンや充電の設定ができ、充電完了の通知がメールで送られてくるというのは、携帯電話を使いこなしている人ならすぐ慣れると思っています。EVの機能において重要な部分なので、セールスマンがデモンストレーションしたりしてアピールする必要があると考えています。

携帯電話はインターネットに接続できる機種ならどれでも使えます。料金については未定ですが、車両価格に含めようかと考えています。

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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