シム・ドライブ 量産型試作車第1号の開発をスタート

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  • カメラマン:オートックワン編集部
シム・ドライブ 量産型試作車第1号の開発をスタート
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目指すは航続距離300km

質疑に答える清水浩社長

株式会社SIM-Drive(代表取締役社長:清水浩)は、2013年頃に大量生産が可能になることを目指した電気自動車(EV)先行開発車の試作をスタートさせると発表した。

本事業はSIM-Driveにとって初のプロジェクト。SIM-Driveは2009年8月の旗揚げから今日に至るまで、EVの量産技術の開発および提供を目的として、多くの企業や団体等への賛同協力を求めながら準備を進めてきたわけだが、ここへきて自動車メーカーをはじめとする8機関、全28組織の参加が決定し、いよいよ本格的な一大プロジェクトが始動する。

注目すべき点は、SIM-Driveの持つインホイールモーターを駆使した開発項目だ。まずは長年EVの欠点とされてきた航続距離の問題。これは電池の重量を最小限に抑えながら、インホイールモーター技術とコンポーネントビルドイン式フレーム技術を組み合わせた 「Platform by SIM-Drive」の技術を有効利用させていくとのこと。

これにより、モーター利用の効率化、空気抵抗の低減、転がり摩擦の極小化を目指すとともに、航続距離300Kmの達成を目標としている。 実は本事業の開発要素で一番の問題点とされているのは空気抵抗との見方があり、これを補うために流動的な美しいフォルムを作り上げながら、そこにはしっかりと十分な室内空間の確保も行っていくという。

この空気抵抗において重要なデザイン開発を任せられたのは、マセラティやフェラーリといった数々のスーパーカーのデザインを手掛けてきた奥山清行氏をデザインディレクターとして迎へ入れたことをはじめ、チーフデザイナーにEliicaのデザインを担当した江本聞夫氏、そしてデザインゼネラルマネージャーには畑山一郎氏という強力な人材達だ。

奥山清行氏は「EVにはスペースを有効利用できる特徴があり、そこにはデザインの可能性がたくさん潜んでいる。つまり、クルマはこれまでエンジンを中心にデザインがされてきたが、EVが普及することにより今後は人間を中心としたデザインへと切り替わる」とコメントした。

最後に清水社長は、「現時点での試作車両の車格は決まっていない。ただ候補としては軽、コンパクトカー、中型車、高級車が挙がっている。値段に関しても車体自体は、現状もしくはそれ以下の価格になることはほぼ間違いないが、電池に関しては今の価格帯が維持されていくことを望む」とし、さらには車体と電池の分離販売という営業体制を敷く考えも示した。

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筆者
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