日産 フーガ 新型車徹底解説

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新型高級スポーティセダン

2004年10月14日 日産からFUGA(フーガ)がついにデビュー。そのコンセプトは「高級車のパフォーマンスをシフトする」である。

日産フーガは、車種ラインナップとしてはセドリック、グロリアの後継車種ということになる。

グレード構成は、スポーティの「GTシリーズ」とラグジュアリーの「XVシリーズ」の2本立て。エンジンは、2500cc、3500ccの2種類(いずれもV6 24バルブNA)で駆動方式は基本はFRだが、3500ccにはアテーサ方式による4WDが用意されている。

プラットフォームはFMパッケージでシーマやスカイライン、フェアレディZと同形式であるが、フーガの開発に当たって約60%の部品を新設。走りの性能やフィーリングにこだわりを持って開発したといわれる。

エンジンに関しては、トルクを重視しつつもその吹けあがりフィーリングを高めるために音質にもこだわって仕上げ、足回りでは後輪にアクティブステア機能を追加してワインディングでの楽しさを実現している。ミッションは5ATとなっていて、最近のクルマが6ATとか7ATと多段化している中でちょっと物足りなさがあるが、マニュアル操作時にシフトダウンすると自動ブリッフィング(ダブルクラッチでギアとエンジンの回転数を合わせるようにエンジン回転数が自動的に上がる)する機能を追加することにより多段化に負けないスムーズさを実現している。

室内で特筆すべきは『広さ』で、有効室内長は1880mmで、クラウンより約8cm長く、BMW7シリーズやセルシオ並の長さとなっている。装備としては、BOSEの14スピーカーシステムや助手席オットマン機構、ボタン式スターターなどがある。

フーガ(従来のセドリック/グロリア)は、日産でシーマに次ぐ高級セダンとなる。伝統や歴史もある車であるが、今回はあえてネーミングも含めて新しくなった。このリネームは、従来のセド・グロオーナーの年齢は50~60代が中心になっており、今回のフーガで30後半~40代のユーザーをもターゲットに開発されていることの象徴でもある。最大のライバルであるクラウンも昨年のデビュー以来『ZERO CROWN』として従来よりも走りに振った若々しいイメージでデビューしており2社の基本的な方向性は同一のようである。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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