ルノー・日産、マドリード市と電気自動車(EV)の普及促進で合意
ルノー・日産アライアンスは、マドリード市議会と気自動車(EV)の普及促進に関して合意したことを発表した。
本合意は、ルノー・日産アライアンスがゼロ・エミッションモビリティでリーダーになるために世界各国で締結している50以上のパートナーシップの一環。
本合意書は、マドリード市のアルベルト ルイス ガジャルドン市長と、ルノー・日産アライアンスの代表である欧州日産のゼロ・エミッション事業本部ジェネラル マネージャーのオリビエ パトゥレおよびルノー スペインのマネジングダイレクター兼社長のジャン ピエール ローランにより調印された。
両者は、ルノー・日産アライアンスのゼロ・エミッション戦略とFundación Movilidadが実施するMOVELE-Madrid Planの間でシナジーが創出されることを確認しており、以下の項目の検討、推進のためクロスファンクショナルなチームを設立する。
・ MOVELE-Madrid Planと連動し、今後求められる充電器設置場所の検証をいかに遂行するかについて、検証する
・ マドリードにあるルノースペイン本社を充電システムの実証実験基地とする
・ カーシェアリングなどの共有モビリティシステムを確立するために、マドリードをルノーEVを投入する最初の都市のひとつとする
・ イベント開催などを通じてEVへの理解を醸成し、普及を促進する
・ 駐車場の充電インフラを整えるためのパートナーを探す
・ ゼロ・エミッション車の市内フリート顧客への導入を検討する ・カーシェアリング以外のEVの可能性を検討する
・ EV利用者およびEV充電ネットワークを構築する企業等に向けて、その利用を促進するために、現在ある優遇措置だけではなく、更なる金銭的な優遇措置および非金銭的な優遇措置について分析を行う
・ マドリード市内の企業等に同市におけるゼロ・エミッションモビリティの構築への参画を促す
FUNDACIÓN MOVILIDAD
2006年、マドリード地域の都市モビリティ維持のためのプログラムを開発するために、知識とネットワークを共有し、団体間の交渉のための環境を整備する目的でマドリード市議会によって設立された。2009年、産業省のエネルギー開発機関に属するFundación Movilidadを通じて、マドリード市議会がMOVELE Planに参加した。本計画は、電気自動車の実験と推進を行うパイロットプロジェクトで、参加自治体(マドリード、バルセロナ、セビリア)において電気自動車に電力の供給を行うための充電ネットワークの構築等を行っていく。
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