女性レーサー日本1決定戦「L1」が富士スピードウェイで初開催決定!
女性ドライバーのみで行われる、『第1回女性レーサー日本一決定戦“L1” Race(L1)』が、2017年6月25日(日)に富士スピードウェイで開催される。
L1は、FIA(国際自動車連盟)およびJAF(日本自動車連盟)が推進するWomen in Motorsportの活動として発足。富士スピードウェイ株式会社主催、FIA/JAF Women in Motorsport後援により、富士チャンピオンレース第3戦として行われ、5月23日(火)より、女性ドライバーのエントリーを開始する。
女性ドライバーがマツダ「ロードスター」、「デミオ」、トヨタ「86」、「ヴィッツ」、スバル「BRZ」など各メーカーの人気車種によって参戦し、初代女王を決定する。
◆Women in Motorsport活動
Women in Motorsport活動は、2012年に井原慶子氏がFIA Women in Motorsport Commissionの女性ドライバー代表委員に指名され、国内では、2014年9月にJAF Women in Motorsport委員会が設置された。
井原氏の他、フィンランドラリーで活躍するコ・ドライバーの足立さやか氏や、富士スピードウェイ職員の関敦子氏がアンバサダーとして就任し、Women in MotorsportのドライビングレッスンやJAFの新種競技AUTOTESTを行い、女性のライセンスホルダーは、2014年のJAF Women in Motorsport委員会設置以降、毎年約4%増加。
自動車メーカーでは、マツダが、Mazda Women in Motorsport Projectを発足して女性のモータースポーツ活動を支援。その後、TRD(トヨタテクノクラフト)による女性向けのラリープログラムやBMWJapanによるEVレース支援プログラムにより、国内でも女性のモータースポーツ参画者が増えている。
L1は、このようにモータースポーツを楽しむ女性が増える中で、女性でも気軽に好きなクルマで参加できるレースであると共に、女性に日本一の栄誉や各クラスでの表彰をする機会として開催する。
◆ドライビングレッスンも開催
6月24日(土)、25日(日)には、“Women in Motorsportドライビングレッスン”も開催される。このドライビングレッスンは2日間にわたり開催され、6月24日(土)に座学、25日(日)にアクティブセーフティ、ラリーレッスン、国内B級ライセンス取得権利が得られるAUTOTESTの3グループに分かれ、それぞれ実践する体験プログラムが予定されており、初心者からラリー及びレース、スピード競技のための技術向上を図りたい人と、幅広い女性を対象としている。
プログラムには、WECにて世界女性初で表彰台を獲得した女性ドライバーの井原慶子氏、WRCなどで活躍したラリーストの勝田照夫氏の2名をメイン講師に招き、ラリーやレースでの基礎の講習を行う。
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