ポルシェの好調続く!9カ月で約18万台を売り上げ営業利益が3千億円超に!
ポルシェが絶好調だ。2016年の最初の9ヶ月間において、営業利益が前年同期比12%増の29億ユーロ(約3300億円)、営業利益率が17.4%(前年同期15.5%)に達し、営業成績と収益において誇らしい成果を挙げた。
また、販売台数は、前年同期比3%増の178,314台で、売上高は昨年を上回る165億ユーロ(約1.9兆円)に達した。
なお、2015年度は全世界における車両販売台数が225,121台となり、前年の189,849台を19%上回る新記録を樹立。911シリーズが3万台以上売れ、SUV人気も後押し。マカンが8万台、カイエンが7万台と好調の要因となっていた。
2016年度も新記録更新となるか、ポルシェに注目したい。
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果たしてポルシェの好調の要因は?
ポルシェAGの財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケ氏は「私たちは、利益率において世界で最も収益性の高い自動車メーカーのひとつであることを維持しています。その結果、e-モビリティ、デジタル化、およびオンライン化の分野において未来への投資費用を賄うことが可能です」とコメント。
また、ポルシェAG社長のDr.オリバー・ブルーメ氏は「ポルシェの魅力的な製品構成は経済的な成功の鍵となっています。すばらしい財務実績が未来の革新的なスポーツカーの基盤を築きます。お客様の満足、高い利益率、そして安定した業績の全てが、私達が成功を測るために用いるパラメーターとなります」と述べている。
ルッツ・メシュケCFOは、営業成績の輝かしい成長の要因を、売上高の増加、厳しい固定費管理、および為替ヘッジの好影響によるものだと考えており、2016会計年度を通して昨年をやや上回る営業成績を予測している。加えて、戦略的目標である15%の利益率を今年も上回る予定だ。
従業員数の増加を継続、わずか6年で従業員数が2倍に
このような成功の結果、ポルシェは新しい雇用の機会を生み出している。
2016年の9ヶ月間にポルシェチームのメンバーは27,115名増加(前年同期比13%増)。こうした継続的な成長によって過去6年間で従業員数は2倍に増加した。
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