日産、「インフィニティ Q30」の生産に向け、英・サンダーランド工場を拡張
日産は14日(月)、イギリス・サンダーランドにて、欧州初のインフィニティ生産工場に着工したと発表した。
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インフィニティは、イギリスでは23年ぶりに生産される新しい自動車ブランドになる。サンダーランド工場では、インフィニティの生産の為に、総額2億5,000万ポンドの投資が行なわれ、「Q30」の生産のために、新たに車体工場と組立て工場が2万5,000平方メートルの敷地に増設される。
また、生産拡大により、サンダーランド工場と英国のサプライヤーでは新たに1,000人(そのうちサンダーランド工場は280名)の雇用が行われる。また、パディントンのデザインセンター、クランフィールドのテクニカルセンターも「Q30」の開発に関わる。
同14日には、鍬入れ式が行われ、日産のトレバー マン副社長とインフィニティの欧州、中東およびアフリカ担当の副社長フィンタン ナイト氏等が出席。
出席した日産トレバー マン副社長は、「サンダーランド工場におけるインフィニティ『Q30』の生産は、これまでの全従業員の努力と彼らによる高品質を証明するものです。英国最大の自動車工場であるサンダーランド工場は、今回の2億5,000万ポンドの投資により、更に質の高い工場となり、その将来性を約束する証となります。」とコメント。
また、フィンタン ナイト氏は、鍬入れ式に出席した政府高官、サプライヤー、工場従業員に対して「この鍬入れ式は、英国でインフィニティの生産を開始すると言う意味で、インフィニティブランドにとって非常に重要一歩です。パディントンのデザインセンター、クランフィールドのテクニカルセンター、またミルトンキーンズでのインフィニティレッドブル・レーシングチームとのパートナーシップは、私たちと英国との強いつながりを証明しています。この地への投資は、欧州でのインフィニティブランドのプレゼンスを拡大させるものであり、更に、2015年のプレミアムコンパクトカー『Q30』の投入へ向けた私たちの明確な姿勢を示すものです。インフィニティは、今後数年間で商品ラインアップを拡大していきます。」と述べている。
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