日産 フーガ 500km実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(2/2)
- 筆者： 金子 浩久
- カメラマン：オートックワン編集部
驚かされるフーガの燃費
常磐道を平均90km／hで走っていると、燃費がどんどんと上がっていく。436km走った時点で燃費計を見たら、なんと13.0km／Lを示していた。初の13km／Lという大台である。ここまで良いとは、うれしい驚きだ。
常磐道の最高速度100km／h区間を走っている間、ずっと90km／h前後で流し続けてみたら、燃費はさらに向上し、とうとう最後は13.8km／Lにまで伸びていった。
ハイブリッドでも、ガソリン直噴でもないのに、こんな大きなフーガ 250GTが13.8km／Lだなんて！
再びYさんと代わって運転を始めると、フーガ250GTは燃費だけでなく90km／h前後の乗り心地も最も良好なのではないかと思えて来た。
常磐道の路面がフラットで、舗装が荒れていないということもあるが、快適な乗り心地だ。
今朝出発した東京ドーム前に19時に戻った。500kmの総合平均燃費は「12.4km／L」。さまざまなシチュエーションを走ったことを考慮すれば、非常に優れた値だ。
加えて、フーガ250GTの快適性とクオリティを考えると、12.4km／Lの値にはますます驚かされる。いつも、500kmを走った後には眼や肩の凝り、腰の疲労などが多少起こるものだが、フーガ250GTでは皆無だった。
日産 フーガ 250GT 燃費結果
美野里PAからはドライバーを交代し、金子氏は後席をチェック。常磐道は渋滞も無く順調で、途中の矢田部～柏間で、燃費が最高値の13.8km／Lをマークします。
三郷JCTを過ぎると、首都高6号で若干の渋滞。箱崎から呉服橋ICを下り、春日通りを北上。vol.1で出発した後楽園へ19:00に到着しました。
400-500km燃費は、区間燃費が「12.4km／L」、総合燃費が「12.0km／L」となりました。
0-100km：区間燃費12.9km／L 総合燃費12.9km／L（後楽園～アクアライン～館山道～富浦IC）
100-200km：区間燃費12.3km／L 総合燃費12.6km／L（富浦IC～国道410～御宿網代湾ビーチ）
200-300km：区間燃費11.6km／L 総合燃費12.2km／L（御宿網代湾ビーチ～九十九里ビーチライン～東関道 佐原PA）
300-400km：区間燃費11.0km／L 総合燃費11.9km／L（佐原PA～県道399～常磐道 美野里PA）
400-500km：区間燃費12.4km／L 総合燃費12.0km／L（常磐道 美野里PA～首都高～呉服橋IC～後楽園）
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モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』（１～４）、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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