プジョー 新ディーゼルの燃費を試す！「プジョー308 アリュール BlueHDi」【燃費レポート】(3/4)
- 筆者： 内田 俊一
- カメラマン：小林岳夫／内田俊一 Text：内田俊一
ワインディングロード／外見とは異なるスポーティな走りも
「プジョー308 アリュール BlueHDi」ワインディングにおける実燃費：7.1km/Ｌ（参考値）
走行距離：1.4km
元気いっぱいワインディングを駆け回るクルマではないものの、やはり気にはなるので、ほんのわずかな距離ではあるが、走らせてみた。
コーナーを一つ一つクリアをしていくと、若干ノーズヘビーな印象はあるが、軽いアンダーステアのまま、きれいにコーナーを抜けていく素直なハンドリングだった。
特にマニュアルモードを選択し、パドルシフトを駆使して、きちんとコーナー手前でシフトダウンさせるというお手本通りのドライビングを行えば、外見に見合わないスポーティな走りを見せた。
テスト期間中は連休が入ったため、遅い車にブロックされることがあった。
その際、通常のモードでコーナーに入り、そこから加速しようとアクセルを踏んでも、適切なギアが選ばれておらずもどかしい思いをした。これは、街中での交差点の右左折時も同様で、1速でも落ちていればスムーズに走ることが出来ると思われる。
SPORTSモード／鋭いレスポンスとAMGのようなエンジンサウンド
「プジョー308 アリュール BlueHDi」SPORTSモードでの実燃費：11.7km/L（参考値）
走行距離：9.7km
308シリーズは「SPORTSモード」が選択できるので、10kmほど街中ではあるが試してみた。
シフトレバー下のスイッチを長押しすると選択できるそれを選ぶと、メーターが赤くなり、トルクやパワーなどがバーグラフでメーター中央に表示。アクセルレスポンスがはるかに鋭くなり、エンジンサウンドも勇ましくなる。
その音はまるで、AMGか何かのようで、ついつい回してみようかなという思いに駆られた。
また、シフトアップタイミングもかなり引っ張り気味になるので、走りも当然元気いっぱいだ。ワインディングをこのモードで試してみればと少し後悔をしたのも事実である。
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1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員記事一覧を見る
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