最新ドライブレコーダーのトレンドは360°カメラとリアカメラのコンビネーション! 全方位をカバーするドライブレコーダー3つ

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あおり運転の報道が盛んになされたことをきっかけに、ドライブレコーダーを装着する人は増えている。最近では新型機種も続々と登場しており、新たなトレンドも生まれているようだ。

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  1. 前後左右に対応する360°カメラとリアカメラを組み合わせたドライブレコーダーが増えている
  2. COMTEC(コムテック) ZDR037 前後2カメラドライブレコーダー
  3. Yupiteru(ユピテル) Q-31R 360°+リアカメラドライブレコーダー
  4. ケンウッド DRV-C770R 360°撮影対応2カメラドライブレコーダー

前後左右に対応する360°カメラとリアカメラを組み合わせたドライブレコーダーが増えている

カー用品店「オートバックス」を運営するオートバックスセブンによれば、最近では360度カメラとリアカメラをセットにしたドライブレコーダーや、通信タイプのドライブレコーダーが増えてきているという。

こうしたドライブレコーダーにはどういった機能があるのだろうか。今回は、360°+リアカメラタイプの3機種を紹介する。

“前後左右録画”の360°タイプは以前から販売されていたが、360°タイプが苦手とする「“リア”あおり」にも対応するために開発されたのが360°+リアカメラタイプだ。いわゆる 「全方位対応」 と言えるだろう。

COMTEC(コムテック) ZDR037 前後2カメラドライブレコーダー

コムテック360°フロントカメラで全方位を記録し、さらにリアカメラで後方をしっかり記録する。前方の事故だけでなく、側面・車内・後方の映像もこの商品で全て賄えるのがポイントだ。

垂直視野角が235°の広角でドライブレコーダーでは映りにくかった信号機もしっかり記録。さらにHDR/WDR搭載で白とびなどの明暗差を補正し、逆光にも強いことに加え「STARVIS」搭載でノイズの少ない鮮明で美しい映像を撮影できるのが特徴だ。

ほかにも後方から接近する車両を検知するとブザーで知らせ、設定により後続車接近録画データとして記録することができる。

録画は常時録画をはじめGセンサー搭載の衝撃録画、マニュアル録画で記録できる。

さらにオプション(HDROP-14またはSTREET製DR-11)となる駐車監視機能ではエンジンOFFでも最大24時間、映像の記録を続けることができ、衝撃を検出し衝撃前後の映像を記録する。

価格(税込・オートバックスセブン調べ・以下同)は5万2780円。

Yupiteru(ユピテル) Q-31R 360°+リアカメラドライブレコーダー

ユピテルのQ-31Rも全周囲カメラ360°&リアカメラモデルのドライブレコーダーだ。

前方・左右・車内+後方で、あおり運転や強引な割り込みなどをしっかりと記録する。さらに後方のあおり運転をリアカメラが検知し、映像を自動保存するため、もしもの時にも安心だ。

さらにフロントカメラには安全運転サポート機能(ADAS)を搭載。前方車接近警告や車線逸脱警告、前方車発進警告に対応する。SDカードは独自のファイルシステム採用により、面倒なフォーマットは不要という手軽さも魅力だろう。

前後カメラにはSTARVISを搭載し、車内・車外ともに明るく記録。PC専用ビューアソフトで、表示切替や映像アングルを動かすことも可能だ。

さらにオプションの駐車監視モードには、タイムプラスモードと動体検知モードを搭載する。

安心の9mケーブルで、配線が足りずリアカメラが取り付けられないといったミニバン・SUVユーザーにもありがたい商品となっている。

価格は4万3780円。

ケンウッド DRV-C770R 360°撮影対応2カメラドライブレコーダー

ケンウッドのDRV-C770Rはフロント用360°撮影対応カメラと、後方撮影用リアカメラを備えた2カメラドライブレコーダーだ。

フロント用360°撮影対応カメラが前方と左右、および車室内の録画に対応し、並走車による側方からの幅寄せや車内における万が一のトラブルなどを録画できる。

また、リア用カメラで後方からのあおり運転などの録画に対応する。

高感度CMOSセンサー「STARVIS」の搭載と長年培ってきた独自の映像技術によるチューニングを行い、総合的に画質が向上。夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影も鮮明で、高画質な録画が特徴だ。

前後2カメラに7段階で調整できる「明るさ調整機能」を搭載しているため、リアガラスがスモークガラスでも明るい映像が撮影できる。

また「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」も採用しており、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した録画が可能だ。

フロント用360°撮影対応カメラには、1画面(前方、車内、リアカメラ、左、右)、2画面(前方/リアカメラ)、4画面(前方/左/右/リアカメラ)、パノラマ(パノラマ/リアカメラ)の4種類の画面表示モードを搭載。録画した映像をフロントカメラの液晶画面で確認する際、各モードに切り替えて表示することができる。

ほかにも別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」を使用することで、「常時監視モード」と「衝撃検知録画モード」の2種類の駐車録画モードに対応する。

「常時監視モード」ではバッテリーの電圧監視に対応した最長24時間の駐車録画が可能。「衝撃検知録画モード」では駐車中に衝撃を検知すると高速で録画を開始し、24時間365日対応の駐車録画が可能と、それぞれ用途にあった使い方ができるのも魅力的だ。

万が一の際には迷わず、すばやく手動録画を開始できる「緊急イチ押し録画ボタン」をフロント用360°撮影対応カメラに搭載。ボタンを押すだけで録画をスタートでき、また録画映像は常時録画で書き換えがされないイベント記録専用のフォルダに自動的に保存する。

価格は3万9800円。

新規購入や買い替えにもおすすめしたい360°+リアカメラタイプのドライブレコーダー

いかがだろうか。それぞれに特色のある360°+リアカメラタイプのドライブレコーダーは360°ドライブレコーダーのデビュー時より進化を遂げている。

今後ますますその重要性が増していくであろうドライブレコーダー。まだ取り付けていないという人にも、モデルが古くなってきた人にも、360°+リアカメラタイプのドライブレコーダーはおすすめできるカー用品の一つと言えそうだ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

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