雪上から高速道まで、ジープ グランドチェロキー2017年モデルを思いっきり堪能(1/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志・FCAジャパン
Jeep(ジープ)ブランドのフラッグシップモデルで300kmのロングドライブ
クロカン4WDブランドの代名詞Jeep(ジープ)、その最上位に位置する高級SUVが「JEEP GRAND CHEROKEE」(ジープ グランドチェロキー)。2月に登場したばかりのグランドチェロキー2017年モデルを満喫してきたのが、フジトモこと、モータージャーナリストの藤島知子さん。しかも長野の雪上特設コースでグランドチェロキーを思いっきり走らせたうえ、東京まで約300kmの道のりをロングラン試乗で堪能してくるという贅沢三昧まで!ああなんとうらやましい・・・
さあフジトモさん、最新”グラチェロ”の印象を思う存分語ってください!!
>>[画像116枚]JEEP GRAND CHEROKEE(ジープ グランドチェロキー) 2017年モデル フォトギャラリー
マイナーチェンジでフロントマスクの表情が一新
毎年恒例のFCA冬季フルライン試乗会。今年長野県白馬町の雪上試乗会場から、東京・港区のFCAジャパン ヘッドオフィスまでを辿る復路のドライブでハンドルを握ったのは、ジープのフラッグシップモデルであるグランドチェロキーでした。
日本では4代目ジープ グランドチェロキーが2011年から販売されていますが、今回試乗したのは今年2017年2月に発売を開始したばかりの、2度目のマイナーチェンジを迎えたニューモデル。
変更の主な内容としては、フロントマスクの表情が一新したこと、さらに各グレードの仕様が見直され、安全装備を充実させてきました。
具体的にはベースグレードのLaredo(ラレード)と中間グレードのLimited(リミテッド)は、ジープの象徴である7スロットグリルの縦方向の高さが短くなり、グリルのベース部分はブラックのハニカムメッシュを採用。ヘッドライトベゼルをブラックアウトして横方向に繋がりを持たせたことで、ボディのワイド感を強調しています。
事故のリスクを減らす数々の予防安全技術が標準装備
いまクルマを購入する上で注目したい機能といえば、なんといっても予防安全装備でしょう。
ベースグレードのラレードは価格据え置きでパークビューリアバックアップカメラが追加されたほか、中間グレードのリミテッドは従来よりも車両本体価格が3万2400円値上がりしたものの、事故のリスクを減らす数々の予防安全装備が標準装備されました。
その内容ときたら、前走車との車間を維持して走るクルーズコントロールをはじめ、衝突の危険を知らせる前面衝突警報、急ブレーキの際にブレーキの効力を高めるアドバンストブレーキアシスト、居眠り運転による事故などを防ぐ車線逸脱警報、車線変更時の衝突事故防止に有効なブラインドスポットモニター、車庫入れと縦列駐車をフォローするパークアシストなど。それでいて、グランドチェロキー リミテッドの車両本体価格は、消費税込みで599万4千円ということで、このボディサイズの本格SUVの中では、国内外問わずかなりお買い得感の高い設定になっています。
リミテッドには悪路の走破性も高めるエアサスペンションを装備
ちなみに、今回試乗するのも、前述のグランドチェロキー リミテッド。
クォドラリフト エアサスペンションが標準装備されていますが、悪路を走る時は車高を上げて地上高を確保することができるほか、荷物の積み降ろしや乗り降りする際は車高を下げられるようになっていて、配慮が行き届いています。
さて、白馬の宿を出発して雪上走行をスタート。
アクセルペダルを軽く踏み出すと、V6 3.6リッター DOHCのペンタスターエンジンが温かみのあるサウンドとともに、トルクで背中を押し出します。グランドチェロキーは本格派のSUVらしく、最低地上高は200mm以上を確保。フロアの位置が高いせいか運転席は結構高い位置にレイアウトされています。
それだけ聞くと見晴らしが良さそうなものですが、実は小柄なドライバーの場合、運転席から見渡しにくい死角に注意したいところ。
シートの座面が低い状態で腰掛けると周囲が見渡しにくくなるので、そんな時はシートリフターの調整機能を利用しましょう。座面を上げるとアイポイントが高まって死角が減り、車両感覚が捉えやすくなります。
ちなみに、後方視界については、バックする際に車両後方のカメラが捉えた映像をモニターに表示。死角を補う機能が安心感を高めてくれるでしょう。
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