シボレー コルベット Z06 試乗レポート

シボレー コルベット Z06 試乗レポート
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コルベットのレーシングモデル、Z06

アメリカを代表するスポーツカーとして、1950年代から人気のコルベットは、06年モデルとしてクーペとコンバーチブルをラインナップしている。標準モデルはV8、6L、404馬力エンジンを搭載し、豪快な加速を楽しめるモデルだ。そのコルベットにZ06が加わった。

Z06は、アメリカン・ル・マン・レースシリーズで活躍するレーシングモデル、C6-Rと併行して開発されたセミレーシングクーペ。モータースポーツ車両とほぼ同じチューニングを施された公道モデルだ。エンジンはV8の7L。アルミやチタンを多用し、コルベット史上最強の511馬力、最大トルク 64.9kg-mを発生するエンジンだ。

この強大なパワーに合わせ、フレーム構造からサスペンション、ブレーキ、ボディまで専用設計したのがZ06というモデルなのだ。組み合わせるミッションはオイルクーラーを内蔵するレーシーな6速MT。

車両本体価格は945万円だ。

サイズはワイド化、重量は軽量化

スタイリングの基本はノーマルのコルベットクーペだが、ボディは細部まで手が加えられている。サイズもノーマルよりも大きくなっている。全長は20mm、全幅は75mmも広い。にもかかわらず、車両重量はノーマルクーペ6速MT車よりも60kgも軽量化されている。

全幅の拡大は、幅広いタイヤを装着しているから。リアタイヤはP285/35ZR19から、P325/30ZR19という超極太サイズに代えられているのだ。

スタイリングはエンジンフード、グリルが変わり、ボディサイドのエアアウトレット、リアブレーキ冷却用エアダクトが追加された。リアスポイラーも大型のものが装着された。

インテリアはスポーツシート、小径ハンドルが目につく。エンジン回転計も7500回転スケールになった。アクセサリーも充実しており、DVDナビ、デュアルエアコン、ヘッドアップディスプレイは標準仕様。ハンドル位置は、左のみの設定だ。

加速はとにかく「豪快」の一言に尽きるー

V8、7L、511馬力のエンジンに組み合わされるマニュアルミッションはストロークはやや長めだがカチッカチッとシフトできる。しかもブレーキ、アクセル、クラッチのレイアウトがよく、小気味よくヒール&トゥが出来る。V8エンジンは7Lという大排気量だが、吹け上がりも軽くスムーズ。6000 回転まで常用できる。トルクは太く、2500回転からのレスポンスはよい。加速はとにかく、豪快の一言に尽きる。7Lエンジンを5000回転以上まで引っぱり、コーナー手前でヒール&トゥでシフトダウンする、というときの手応えは、レーシングカーを操っているかのような迫力なのだ。

しかもこの7L+6速MTは、6速500回転からでも加速するというフレキシブルさも持っている。高回転域だけでなく、低回転での実用性も高いスーパースポーツカーは、ドイツやイタリアにもない。日常の足としても使える。

日常でも扱いやすいスーパースポーツカー

コルベットZ06の凄さ、実力の高さは、日常でも扱いやすいスーパースポーツカーという点にもある。例えば、乗降性だが全高は低いが、ヘッドスペースに余裕があり、乗り降りしやすい。Aピラーの死角も少なく、左右のフェンダーの峰が見えるので、幅がつかみやすいのだ。

ラゲージスペースも、リアゲートの開口部は地上から1m近くという高さだが、内部は広く、ゴルフバッグも十分に収納できる。

ボディ、サスペンションもしっかり感があり、ワナワナ、ペナペナしたところはまったくない。フロントに275/35ZR18サイズのタイヤを装着しているが、ブレーキング時の轍どられもない。とても乗りやすいのだ。

このコルベット Z06は、945万円なのでノーマルコルベットの6速MT車よりも247万円高い。しかし、まったく別物の中味のセミレーシングカーであることを考えると、大排気量スポーツカー好きには、たまらなく魅力的だ。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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