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モーターショー 2018/1/12 10:45

2018年夏デビュー予定の新型クラウンに早くもカスタムモデル登場【東京オートサロン2018】

関連: トヨタ クラウンアスリート , トヨタ クラウンロイヤル , トヨタ クラウン Text: 永田 恵一 Photo: 和田 清志・トヨタモデリスタインターナショナル・TRD・トヨタ自動車
クラウンコンセプト TRDバージョン
クラウンコンセプト TRDバージョンクラウンコンセプト TRDバージョンクラウンコンセプト TRDバージョンクラウンコンセプト TRDバージョン画像ギャラリーはこちら

東京モーターショー2017に続き次期クラウンのコンセプトカーを出展

2018年夏ごろに15代目モデルへのフルモデルチェンジが予定されているトヨタの新型クラウン(次期クラウンアスリート/クラウンロイヤル)のカスタマイズモデルが、発表を前に早くも東京オートサロン2018に出展される。

ベースの新型クラウン自体も、2017年10月の東京モーターショー2017で市販車に極めて近いコンセプトモデルが公開済みで、既にご覧になった方も多いだろう。

>>次期クラウンのコンセプトカーをいち早く画像で確認!

モデリスタとTRD、ふたつの“カスタム”クラウンコンセプト

クラウンコンセプト TRDバージョン

登場まで半年以上の時間がある次期クラウンのカスタマイズモデルであるが、東京オートサロン2018に出展されるのは、トヨタディーラーで買えるカスタム仕様、モデリスタの「クラウンコンセプトモデリスタ」と、TRDの「クラウンコンセプトTRD」だ。

TRDはマッドブラックにラッピングされ、モデリスタとは違った志向のエアロパーツやホイール(20インチ)、マフラーなどを装着。最近輸入車のプレミアムカーで目にすることが増えたマッドブラックのボディカラーにより、やや古い言葉ながら「ちょい悪オヤジ」に似合う雰囲気を持つ。

クラウンコンセプト モデリスタバージョン

モデリスタ仕様はエアロパーツやアルミホイール、4本出しという形状自体はノーマルと共通ながら、より出口径の太い4本出しマフラーなどを装備。クラウンのイメージを保ちながら、スポーツ性を高めた絶妙なデザインとなっている。

いずれにせよ、次期クラウンが市販後ドレスアップの素材としても面白い存在になるのは間違えなさそうだ。

60年以上の歴史を誇る“トヨタ クラウン”をあらためておさらい

トヨタ 新型クラウン(15代目)コンセプトモデル(東京モーターショー)

ここで改めて15代目となる新型クラウンについておさらいしておく。

そもそもクラウンは、1955年に黎明期の日本車においては初となる外国の技術を直接取り入れない「純日本車」として初代モデルが登場。以来60年以上という長い歴史を持つ。現行型で14代目。日本車では日産 スカイライン(1957年~/現行型で13代目)と並ぶ長寿ブランド名だ。

そんな経緯もあって「保守的なビッグセダン」というイメージを持たれがちなクラウンであるが、歴史を振り返ると個性的なデザインを持つ4代目(個性が強すぎて結果的に失敗に終わったが)、日本初のスーパーチャージャー付エンジンを搭載した6代目、長年使われた直6エンジンを捨て現行モデルまで使われる新世代プラットホーム(車の土台となる部分)にV6エンジンを搭載したうえ、スポーティな“アスリート”をイメージリーダーに推し、ユーザーの年齢の若返りも目指した12代目、2.5リッター直4ハイブリッドをメインモデルとした現行モデルなど、イメージとは裏腹にアグレッシブな挑戦をし続けたモデルでもある。

2018年夏にフルモデルチェンジする新型クラウンはこんなクルマ

トヨタ 新型クラウンコンセプト(東京モーターショー)

15代目モデルとなる次期クラウンは、全長4910mm×全幅1800mm×全高1455mmという現行モデルと同等のボディサイズなど「日本の風土、使用環境にマッチしたビッグセダン」というポジションはそのままだ。しかし、クラウンとしては初となるCピラーにガラス部分を持つ6ライトとしたスタイリングや、低重心化やスタイルとしても美しい低いボンネットの実現といったコンセプトを持つ、トヨタのプラットホーム戦略「TNGA」から産まれた。現在、レクサス LCとLSに採用されているGA-Lプラットホームのナロー(全幅が細い)版の採用による凹凸の大きい荒れた路面をはじめ、あらゆる道に対応する走行安定性やハンドリングを持つ。次期クラウンがクラウンの長い歴史における大きな節目、転換点となることは間違えないだろう。

ちなみに、次期クラウンが販売される地域は日本と中国が有力と思われ、ヨーロッパで販売される可能性は非常に低い。それにも関わらず、東京モーターショーで流されたプロモーションビデオでは、世界一厳しいテストフィールドと言われているドイツのニュルブルクリンクで走行テストされている模様も収録されており、次期クラウンに対するトヨタの強い意気込みが伺える。

エンジン、トランスミッションといったパワートレーンは今のところ公表されていないが、現行カムリに搭載された新世代の2.5リッター直4エンジンを使うハイブリッドを次期クラウンへの搭載のためFR用にしたものを中心にすることが有力視されている。現行クラウンもハイブリッドが中心となっているため、次期クラウンではガソリンエンジン車の存在意義に疑問符が浮かぶ部分もあるが、次期クラウンでもガソリンエンジン車は現行クラウンのマイナーチェンジで登場した2リッター直4ターボが設定される見込みだ。

そのため次期クラウンの登場時点ではV6エンジンが姿を消すことになりそうだが、V6エンジン搭載車は遅れて追加されると思われるスポーツモデルのGRに搭載されることになりそうだ。

また、次期クラウンには全グレードに車載通信機が標準装備されることが公表されており、車載通信機を使ったビッグデータの活用や、車車間通信、路車間通信といったコネクテッド技術も大きな注目ポイントになるに違いない。

グレード体系は現時点では明らかにされていない。現行クラウンと同様にスポーティなアスリートとフォーマルなロイヤルサルーンが設定されるとみるのが妥当な読みだが、新型クラウンではここにも大きなメスが入るとする説も聞こえてくる。なおロングボディホイールベース版の上級版であるクラウンマジェスタも遅れて加わるだろう。

[Text:永田 恵一]

筆者: 永田 恵一

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