日産 NV350キャラバン 新型車解説(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:茂呂幸正/日産自動車
11年ぶりのフルモデルチェンジ、5代目モデルの登場
日産の1BOXカー「キャラバン」が11年振りにフルモデルチェンジを受け、車名を新たに「NV350キャラバン」に変更して登場した。キャラバンは1973年に初代モデルがデビューして以来、今回が5代目となる。
「NV350キャラバン」の車名の「NV」は“日産のバン”、「350」は“車両総重量3.5tクラス”を意味している。
NV350キャラバンのエクステリアは、フロントのオーバーハングを14mm短縮し、その分ホイールベースを14mm拡大した新レイアウトにより、荷室スペースを最大限に確保した安定感のあるスタイルを実現している。
斜め後方から見たときに、いかにも大きなラゲッジスペースを感じさせるゆったりした感じのデザインが特徴だ。
ボクシーなプロポーションながら、フロント部分やコーナー部分を大きくラウンドさせるとともに、ボディサイドには極力、大きな面構成のデザインを採用することで、クリーンでモダンなデザインとした。
正面から見たときには圧倒的な存在感を感じさせるデザインになっていて、これまでのモデルとはイメージを一新した。
並みのライトバンを超える高い質感を得た
インテリアはすっきりした感じのモダンで質感に優れたデザインが特徴。2段構成で水平基調としたインストパネルデザインを始め、インストパネルを黒とグレーのツートーンコーディネーションとし、限られた空間の中で横方向への広々感を表現した。
随所にメッキ部品やシルバー加装を施した部品を採用するなどしたことも、並みのライトバンとは異なる質感につながっている。
これまで、ライバルの「トヨタ ハイエース」に比べて弱点とされてきたラゲッジスペースは、荷室長を4ナンバーの小型商用車でクラストップの3050mm(バンのプレミアムGX、5人乗り仕様)とし、余裕ある積載性を実現した。
また、広くなった荷室空間を乗員と積載物とで最大限活用できるように、長尺物を収納しても後席に1人座ることが可能な5:5分割可倒式シートを採用し、荷室側面のパネルにも、ユーザーの使い方に合わせて荷室をより使いやすくアレンジできるラゲッジユーティリティナットを装備した。
装備面でも、商用車初となるプッシュエンジンスターターやインテリジェントキー、足踏み式パーキングブレーキ、ファインビジョンメーター、メーターパネル中央の車両情報ディスプレイ、バックビューモニターなど、これまでの商用車にはない魅力的な装備がグレードに応じて標準またはオプションで設定され、利便性、快適性を向上させている。
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