マクラーレン、「McLaren P1 ビスポーク仕様 」/「MSO 650S Spider」を一般初公開
名門F1チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレンオートモーティブのビスポーク部門である、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(以下、MSO)は、今週末に開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に3年ぶりに出展し、「McLaren P1のビスポーク仕様モデル」と、既に発表されている「MSO 650S Spider」の2モデルを展示する。
マクラーレン・オートモーティブのビスポーク部門であるMSOは2011年の創設以来、マクラーレンオーナーに向けて数多くの専用カスタムサービスを提供してきた。このビスポーク部門はマクラーレンのカスタマーケアプログラムから発展し誕生したが、カスタマーケアプログラム自体の歴史はMcLaren F1ロードカーの時代から20年にもわたって遡るもので、数多くのオーナーに愛されたF1ロードカーのサービスとメンテナンスを担い続けながら、さらにマクラーレン全モデルのカスタマイズにも携わってきた。
McLaren P1 ビスポーク仕様
ペブルビーチで初めて一般公開されるMcLaren P1ビスポーク仕様モデルは、北米のユーザーのオーダーによるもので、数多く装着されたカスタムオプションが、他のP1との違いを際立たせる仕上がりになっている。そして、おなじみのマクラーレンオレンジを随所にアクセントとして用いた独創的なアレンジがエアロダイナミクスに優れたスタイリングを一層引き立てている。
最高出力916ps、最高速度349km/h(217MPH)を誇る、この特別仕様のMcLaren P1には、様々なアレンジが加えられており、これまでに生産された170台のP1モデルとは異なる、確固たる個性が与えられている。フロントのスタイリングは、シルバーのアルミニウム製ラジエターグリルから始まり、その上部のフロントバンパーはカーボンファイバーのグロス加工で仕上げられ、ボンネットにはマクラーレンオレンジのスピードマークがあしらわれている。こうして細部まで観察していくと、注目すべき工夫やこだわりが随所に施されており、こうした積み重ねが、まさに1台しか存在しない、魅力的なモデルを生み出していることがわかる。
ボディは光沢のあるカーボンファイバーに特別色のスターリンググレーのメタリック塗装が施され、マクラーレンオレンジがアクセントとして加えられている。サイドに回り込むと、ボディ同色のアロイホイールの内側にはマクラーレン伝統のカラーリングが施されたブレーキキャリパーがみられ、リアホイールアーチの前縁にはオレンジの「P1」ロゴが取り付けられている。このロゴはMcLaren P1開発段階のテストミュールにつけられていたラベルがモチーフとなっている。
P1のドラマティックなリアまわりをさらに魅力的にするのが、エンジンベイを縁取る24金製のヒートシールドとインコネル製エグゾースト。インコネルは一切の妥協を排したブランドとして1990年代のMcLaren F1にも採用された耐腐食性と耐熱性に優れたブランドで、現代のF1カーも採用している。この演出は、ダーク基調のペイントとサテンニッケル仕上げのステルスパックとコントラストをなしている。また2層構造のリアウィングは、上面はボディ同色、下面はカーボン地をそのまま生かしており、まるでステルス機のような外観を強調。このリアウィングの取り付け部分にもマクラーレンオレンジが加えられ、ウィングのダンパー上部と鮮やかなコントラストを生み出している。そしてカスタム仕様のアルミニウム製グリルがアイコニックなLEDテールライトと組み合わされている。
MSO 650S Spider
ペブルビーチでは、MSO 650S Spiderの特別仕様車も公開予定。MSO 650Sのデザインは、マクラーレンニューポートビーチと、マクラーレンオートモーティブのデザインディレクターであるフランク・ステファンソン氏(Frank Stephenson)のコラボレーションによるものである。MSO 650S Spiderは、先月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューし好評のMSO 650Sが元となっている。今回公開されるMSO 650S Spiderもこの50台限定モデルのうちの1台であり、サテンフィニッシュのカーボンファイバーを多用するなど、外見上のさまざまなアップグレードによって、存在感のある独特なスタイリングに仕上がっている。
ボディカラーはMSO特別色であるセルリアンブルーにペイントされている。明るくアイキャッチなペイントにはメタリックのフレークが配合されており、カリフォルニアの太陽の下で、明るい輝きを放つ。鮮やかなセルリアンブルーは、フロントバンパー、サイドエアインテーク、リアバンパーのセンター部、存在感のあるMSOリアディフューザーに使われているサテンフィニッシュのカーボンファイバーとコントラストを生み出している。エクステリアのデザインに目をむけると、エグゾーストフィニッシュや、10スポークスーパーライトウェイトアロイホイールには、クロムが効果的に用いられている。
インテリアは、目に鮮やかなブルーのステッチを全面にあしらったカーボンブラックレザー張りが、ステアリングホイールやダッシュボード、ドアの内張りにまで統一感を持って用いられていまる。シートのヘッドレストにはマクラーレンのスピードマークが刺繍され、その両端にも鮮やかなブルーのステッチが施された。ディヘドラルドアを開くと、MSOブランドロゴ入りカーボンファイバー製シルパネルが最初に視界に入るためモノセルシャーシであることを実感させる。そして運転席と助手席のゾーン全体は、ラッカー塗装を施したサテンカーボンファイバーに包まれている。
MSO 650S Spiderには、フランク・ステファンソン氏の署名入り限定プレートが付いており、さらに購入者にはMSOのロゴがデザインされたラグジュアリーな本革製旅行バッグがプレゼントされる。ハンドメイドされるこのバッグはカーボンブラックを基調にダーククロムがあしらわれている。
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