ホンダ、燃料電池電気自動車から公共施設へ電力を供給する実証実験を開始

~給電機能を装備した「FCXクラリティ」による非常用給電~

ホンダ FCXクラリティホンダ FCXクラリティからいのちのたび博物館への給電

ホンダは、福岡県北九州市が取り組んでいる「北九州スマートコミュニティ創造事業」における共同実証実験として、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」から公共施設へ非常用電力を供給する実験を開始した。

この実験では、北九州市にある「いのちのたび博物館」に、一般家庭のおよそ6日分の使用電力を供給できる、最大出力9kWの外部給電機能を装備したFCXクラリティを使用して、非常用給電(V2L)を行う。

ホンダは、昨年の4月より経済産業省の「スマートコミュニティー実証」事業の一環として、「北九州市環境ミュージアム」の敷地内にある「北九州エコハウス」にFCXクラリティから電力を供給し、電力ピークカットに貢献する電力平準化の新たな方法として、V2H実証実験を行っている。

今回は、FCXクラリティに積載した可搬型インバータボックスから、公共施設である「いのちのたび博物館」の10kW蓄電装置へ非常用電力を供給。これにより、FCXクラリティの緊急時における移動可能な発電設備としての実用性に加え、災害時に避難所となる学校などの公共施設へのV2Lの効果検証を行っていくとしている。

またホンダは、かねてより化石燃料の代替、排出ガスの削減、地球温暖化への影響の低減という観点から、燃料電池を将来の究極のクリーンパワーととらえ、積極的に開発を行っている。クルマから家庭への外部給電という新しい価値の実証実験を通して、燃料電池電気自動車の普及と、クリーンで持続的な水素社会の実現に取り組んでいく。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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