日産がDeNAと無人運転車で提携、自動運転開発計画も発表

日産 次期型リーフともいわれるIDS
DeNAが実証実験をしていた無人バス、ロボットシャトル

日産自動車は、無人運転車を含めた自動運転の開発計画を初めて発表した。

日産は第一フェーズとして、今年から日本の国家戦略特区にて無人運転技術の開発に集中的に取り組んでいくといい、2020年までにはそのスコープを拡大し、首都圏にてモビリティ・サービスでの技術活用の検証を含んだ実証実験を行う計画だという。

この無人運転車の実証実験を株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)とともに開始する。

DeNAは、株式会社ZMPと2015年5月に合弁会社ロボットタクシー株式会社を設立し、自動運転技術を用いたモビリティーサービスの実現に向けて、これまで様々な実証実験やデモンストレーションを実施してきた。

日産とDeNAの両社は、第一フェーズとして、今年から日本の国家戦略特区にて無人運転技術の開発に集中的に取り組んでいくといい、2020年までにはそのスコープを拡大し、首都圏にてモビリティ・サービスでの技術活用の検証を含んだ実証実験を行う計画。

日産はDeNAに対し、クルマづくりのノウハウと自動運転の最新技術を盛り込んだ電気自動車ベースのプロトタイプを提供。これに対しDeNAは、モビリティ・サービス提供のための情報技術(IT)システムの構築を担当し、オンラインおよびモバイルユーザー体験用の技術を提供していくという。

両社は、本実証実験の遂行や関連する組織能力開発に向けて必要となる投資を積極的に行っていき、2020年までの4年間、実際の走行環境での実証を重ね、関連技術を継続的に改善・強化していくことで、自動運転車開発の大きな進歩を見込んでいる。

日産の自動運転車実用化戦略は4つのステージからなっており、「ステージ1」の高速道路における同一車線の自動運転技術は、2016年8月に日産のミニバン「セレナ」に搭載した自動運転技術「プロパイロット」で実現。

「ステージ2」は高速道路における複数レーンの自動運転で、2018年までに実用化する予定で、自動での車線変更が可能となる。「ステージ3」は市街地の自動運転で、2020年までの実現を見込んでいる。最終段階の「ステージ4」が完全自動運転であり、無人運転を可能にする予定だ。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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