日産 リーフ プロトタイプ 試乗レポート/竹岡圭(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:オートックワン編集部
クリーンなメロディが流れる室内空間
さて今回試乗したのは、ほぼ完成形とはいえ、あくまでコンセプトモデルなので、走りのことはこれくらいにしておいて、リーフの他にはない「コミュニケーションシステム」に話を移そうと思う。
コミュニケーションはシートに座り、エンジンを掛ける・・・いや違った!スイッチをオンするところから始まる。プッシュ式のスタートスイッチを押すと、なんともクリーンなメロディが流れるのだ。
実はこのメロディ、3曲用意されていて一つは「EVの清涼感を感じさせる」もの、もうひとつは「ややポップ」なもの、そしてもうひとつは「ややアフリカン」なものとなっている。
いっそのこと携帯の着メロのように、好きな音楽をダウンロードできるようにすると面白いかもしれない。
2段式になったメーターはインサイトを彷彿とさせるが、上段にスピードメーターとエコインジケーター。下段にパワーメーターとバッテリー残量計、バッテリー温度計、その他モロモロが表示される。
よく目をやるものを上段にという考え方はわかるのだが、パワーメーターも上段のほうがよかったのでは?と個人的には思ってしまった。
というのもパワーメーターと、パワーをセーブすることによって木が育つ、エコインジケーターがセットのほうが、なんとなくわかりやすいのではないかな?と思ったのだ。またバッテリーの温度計も、こんなに大きな表示でなくてもいいと思う。
まぁこのあたりは、まだいろいろな意見収集中ということろで、変更が行われるような気もする。
さて、走り出すにはシフトレバーを動かさなきゃならないのだが、なんとリーフのシフトレバーは、「パソコンのマウス」のようなカタチをしているのだ。横にずらして下方向へ下げるとD。もう一度同じ操作を行うと、強制的にパワーがセーブされるエコモードとなる。
このエコモード、立ち上がりは「V6 3.5リッターガソリン車より速い」と言われるリーフを、1.5リッターガソリン車並みに強制的に抑えてしまうので、なんともオットリした味付けになる。ちょっと差が大きすぎるような気もするが、雨や雪の日、街中走行には打ってつけのモードと言える。
と、またまた走りに話が逸れたが、今回是非ともご紹介したいのは、このリーフだけにしかないコミュニケーションツールなのだ。
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