アルファロメオ、新型ジュリエッタを発売
フィアットグループ オートモービルズジャパンは、2012年2月4日(土)より新型ジュリエッタを全国のアルファロメオ正規ディーラーを通じて販売開始すると発表した。
今回のジュリエッタは1977年の2代目から約30年ぶりとなる新型で、3代目となるモデル。初代ジュリエッタは1954年にトリノショーでデビューし、流麗なスタイリングと高い性能を手に届く価格で提供。発売後約60年を経た現在でも根強いファンを持つ伝統的な名車となった。1977年には2代目ジュリエッタが発売され、その名声を不動のものとしている。
そして、3代目の新型ジュリエッタでは、アルファロメオらしい走りの愉しみやエレガントなスタイリングを、クラストップの実用性、快適性、安全性と両立。最新技術を投入し、現代のユーザーがコンパクトカーに求めるニーズを十分に満たすことができるよう、新規開発された。
※アルファロメオの試乗レポートは以下からご覧下さい!
アルファ、コンパクト市場への宣戦布告!アルファロメオ ジュリエッタ 海外試乗レポート
新型ジュリエッタの主な特徴は以下の通り。
高い運動性能と日常的な快適性を両立した新プラットフォーム
新型ジュリエッタには、革新的な素材を採用した「コンパクト」という新開発のプラットフォームを導入。高張力鋼板や超高張力鋼板の使用比率を90%以上に高めた結果、重量を増加させることなく、強度を大幅に向上。
また、フロント/リアのサスペンションは完全新設計となり、アルミ材を多用することにより徹底的な軽量化が図られている。特にリアサスペンションにはマルチリンクを採用し、快適性と運動性能の向上を同時に実現している。
さらに、運転する楽しみと快適性の両面で、すべてのユーザーの要望に応えるアルファロメオD.N.A.システムを標準装備。このシステムは、3つの異なる走行モード(D:ダイナミック、N:ノーマル、A:オールウェザー)を切り換えることで、車の走行特性を変えることができる。
エキサイティングな走りと環境性能を両立した革新的なエンジン
新型ジュリエッタには、2種類のパワートレインが用意されている。
アルファロメオの歴史において隋一の名車と謳われる「1750」の名を冠した1750直噴ターボエンジンは、235馬力の高出力と、3リッタークラスのトルクを実現しながら、スカベンジングコントロールによってターボラグを抑制し、ドライバビリティを向上させている。
同エンジンは、6速マニュアルトランスミッションと組み合わされ、アルファロメオがモータースポーツの歴史で打ち立ててきた伝説を象徴する「クアドリフォリオ ヴェルデ」(イタリア語で緑の四葉のクローバーの意)に搭載されている。
また「コンペティツィオーネ」と「スプリント」に搭載されている、最高出力170馬力の1.4リッターターボマルチエアエンジンは、電子制御油圧システムにより吸気バルブの開弁時期やリフト量をコントロールするマルチエアシステムを搭載し、同レベル出力のガソリンエンジンクラスで最高の燃費性能と環境性能を誇る。
同エンジンには、乾式デュアルクラッチ構造を採用した革新的なオートマチックトランスミッションAlfa TCTが組み合わされている。
トップクラスの安全性と卓越した運動性能
新型ジュリエッタは、安全性を大幅に向上させている。パッシブセーフティに関しては、新開発のプラットフォームによって、2010年のEuro NCAP(欧州自動車アセスメントプログラム)の安全性能において、カテゴリー内での最高得点と、最高評価である5つ星を獲得している。
また、「サードロードパス」という新しい構造の採用によりフロントエンドの衝撃吸収能力を高め、運転席ニーエアバッグを採用せずとも、十分な乗員保護性能を達成し、同時に歩行者保護性能も向上させている。
さらに、ヘッドライトには革新的なLEDテクノロジーを採用したデイランプ機能を組み込み、アクティブセーフティ性能を向上させている。
新型ジュリエッタのグレード・価格
Sprint(スプリント)/1.4Lターボマルチエアエンジン・Alfa TCT/3,180,000円
Competizione(コンペティツィオーネ)/1.4Lターボマルチエアエンジン・Alfa TCT/3,580,000円
Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ)/1750直噴ターボエンジン・6速マニュアル/3,880,000円
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