フィアット、アバルト 695 トリブートフェラーリの日本仕様「トリブート アル ジャポーネ」

フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、アバルト500をベースに大幅なテクニカルチューニングを施した「アバルト 695 トリブートフェラーリ」の日本限定仕様車、「アバルト 695 トリブートフェラーリ“トリブート アル ジャポーネ”（ABARTH 695 Tributo Ferrari“Tributo al Giappone”）」の予約受付を、2012年3月24日から開始する。

「アバルト 695 トリブート フェラーリ」は、アバルトとフェラーリという2つのブランドがコラボレーションしたモデルで、2010年11月の日本での受注開始以来、国内への割り当て台数150台を大幅に超えている。

「アバルト 695 トリブートフェラーリ」のエンジンは1.4LのT-Jet 16vターボエンジンをチューニングし、最高出力180ps、最大トルク25.5kg-mまで高められている。

またトランスミッションには、シフト時間を短縮したATモード付5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」が採用されており、レーシングスタイルのパドル式スイッチを備えている。

タイヤはハイパフォーマンスタイヤを採用してグリップを高め、さらにパワーの増強に合わせてサスペンションとブレーキングシステムも強化されている。

フロントにはブレンボ製の4ポッドキャリパー（レッド仕上げ）とドリルドベンチレーテッドディスク、専用ダンパーを装着し、スポーティな走りにおいても高い安全性を確保している。また、エンジン性能を高め、3,000rpm以上で刺激的なサウンドを発生するエキゾーストシステム「レコードモンツァ」を採用。

エクステリアについては、2ブランドのコラボレーションを示すスペシャルバッジがサイドビューを引き締める。ホイールは、フェラーリのホイールをヒントに特別にデザインした専用17インチアロイホイールで、ヘッドライトは、マニエッティ・マレリ オートモーティブライティング社製のバイキセノンヘッドライトで、あらゆる天候条件の下で効果的な照明を実現。

シートは、カーボンファイバーによるシェルと、シートベースにブラックレザー仕上げを組み合せた「アバルトコルサbyサベルト」を採用。標準シート比10kg減という軽さや、潰れにくい発泡材を詰めた支持部材による横Gおよび前後Gに対する優れたホールド性に加え、快適性をもたらすエルゴノミクスを両立している。

内装については、トリコロールデザインのアクセントが加えられているブラックレザーのステアリングホイールや、フェラーリを想わせるイェーガー社特製品のメーターパネルが室内の高級感を演出。

さらに、フットウェル全体をノンスリップアルミニウムで覆うとともに、レーシングペダルには「スコルピオーネ」ロゴが施されているほか、専用キックプレートや車両シリアルナンバープレートなど、細部にいたるまで特別感ある仕上がりとなっている。

上質かつスポーティーさを強調した日本限定仕様

今回の日本限定仕様「アバルト 695 トリブートフェラーリ“トリブートアル ジャポーネ”」には、ボディーカラーに限定色の「ビアンコフジ（Bianco Fuji）」（パールホワイト）を採用しており、エクステリアの質感を高めている。

また、マグネシウムグレーでペイントされたホイールが、ベース車の「アバルト 695 トリブートフェラーリ」とは異なる、よりスポーティーな印象を強調している。

また、今回受注を開始する「アバルト 695 トリブートフェラーリ “トリブート アル ジャポーネ”」については、車両本体価格の一部が東日本大震災に対する復興支援として寄付される。

アバルト 695 トリブートフェラーリ“トリブートアル ジャポーネ”の概要

－限定50台

－ボディカラー：ビアンコフジ（パールホワイト、日本限定色）

－インテリアカラー：ブラック

－2ウェイバルブを採用したエキゾーストシステム「レコードモンツァ」を搭載

－内外装にカーボンファイバーを多用

－「アバルトコルサbyサベルト」シートを採用

－価格：6,095,000円（税込）

※ベース車両の「アバルト 695 トリブートフェラーリ」は5,695,000円（消費税込）