ダンロップ エネサーブ NEXT IIIや新技術をたっぷりと紹介【東京モーターショー2019】

新しい環境対応タイヤや新技術が目白押しのダンロップブース

東京モーターショー2019のダンロップブースは、多くの技術や新作のタイヤが発表されるなど、タイヤを通じて我々ユーザーや社会に貢献していこうとするダンロップの姿勢を垣間見ることができた。

ウェットグリップ性能の低下を抑えたエナセーブ NEXT III

ブースではダンロップのフラッグシップ低燃費タイヤ、「エナセーブ NEXT III」が初公開された。水素添加ポリマーという従来のポリマーとはまったく違う素材を採用し、ウェットグリップの低減を抑制。さらにバイオマス素材である「セルロースナノファイバー」を世界で初めてタイヤ素材として採用することで、製造時のCo2発生を抑えるなど、低炭素社会の実現に貢献する。

エアレスタイヤ「ジャイロブレード」も進化

2015年の東京モーターショーで初お目見えしたエアレスタイヤ「ジャイロブレード」がさらに進化。SMART TIRE CONCEPTの技術のひとつで、空気を入れないためにパンク修理から解放され、空気圧管理も必要ない。スペアタイヤも必要がなくなるため、省資源・省エネルギーにも貢献してくれる。ユーザーにも、そして地球環境にもメリットのあるエアレスタイヤ、市販が待ち遠しい。

世界初の空気入りタイヤや100%石油外天然資源タイヤも

世界で初めて空気入りタイヤを開発したダンロップ。ブースにはそのレプリカモデルが展示されていた。1888年、J.B.ダンロップ氏が息子のために開発したものだ。またその傍らには、2013年に発表された「エナセーブ100」も展示。こちらは本来タイヤ製造のために必要とされる石油由来の成分がまったく入っておらず、その代わりに天然資源100%で製造されたもの。環境問題に取り組むダンロップらしい展示だ。

空気圧管理やタイヤ内部発電技術も

タイヤの安全を守るために重要な空気圧。直接型TPMS(Tire Pressur Monitoring System)で空気圧・温度管理すれば、安全にタイヤを使うことができる。将来的にはタイヤ内部で発電することで、バッテリーを搭載する必要がなくなることを目指している。また、各データをスマートフォンやタブレットを通じてクラウドに蓄積。タイヤに異常が発生した時はドライバーや運行管理者などに通知したり、近隣でタイヤ交換ができるショップを案内するなど、安全で安心してダンロップタイヤを履くことができるようになるだろう。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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