ベントレー コンチネンタル スーパースポーツ発表会速報
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
ベントレー史上、最速のベントレーが日本上陸!
3月に開催されたジュネーブモーターショーで公開されてちょうど半年、ベントレー史上、最速となるコンチネンタル スーパースポーツが9月17日、東京・青山にあるベントレーショールームで発表された。発表会場にはスーパースポーツを一目見ようと多くの人が駆けつけた。
ベントレーモーターズジャパン代表のティム・マッキンレイ氏は冒頭で「コンチネンタル スーパースポーツは、ベントレー史上最もパワフルで最も速い究極のベントレー」だと紹介した。
それもそのはず、コンチネンタル スーパースポーツは、最高速度329km/h、0-100km/h加速では3.9秒とベントレー史上、最速となるタイムを叩き出しているのだ。
コンチネンタルGTスピードと比較して110kgもの徹底した軽量化と、エンジン出力/トルクの両方を向上させたことで、この驚異的なパフォーマンスを実現。軽量化にいたってはシート1脚につき21kg、さらにはカーペット素材まで見直すなどの徹底ぶりだ。
環境対策も考えられたハイパワーエンジン!
エンジンパワーの向上に伴う問題はやはり「熱」。これはデザイナーがうまく意図的にエクステリアデザインに取り入れた大型インテークの開口部やツインボンネットベントにより対応。
熱の問題を克服したことで、ベントレーとして名高い6リッターツインターボチャージャー付W12エンジンをパワーアップさせて搭載。コンチネンタルGTスピードとの比較で出力は3.5%増の630PS、トルクも6.7%アップした800Nmを1,700rpmから発生するものだ。これにシフトタイムを半減させる新しい「クイックシフト」トランスミッションを組み合わせている。
このパフォーマンスも然ることながら現代の自動車市場で話題となっている環境問題にも取り組んでいる点も見逃せない。ベントレー初となるバイオ燃料に対応しているのだ。
ガソリンからE85バイオ燃料まで、あらゆる混合割合の燃料を使用しても出力とトルクは一定で、パフォーマンスを下げることはないという。
これにより、排気ガスのみならず、大気中へのCO2排出量を最大で70%まで削減できるというのだ。スーパーカーだから環境問題は二の次という考えは、もう昔の話のようだ。
ドライビングを楽しむための究極2シーターベントレー
エクステリアはブライトウェア全てに独特なダークスモークドスチール仕上げを施し、50mm幅が増したリアトレッドに対応するために大きく張り出したリアフェンダーは、新デザインを採用したことで力強さを強調。これにより、コンチネンタルクーペシリーズよりひときわ目を引くスポーツスタイルとなった。
インテリアもカーボンファイバーとアルカンターラを用いて、スポーティかつ現代的な印象に仕上げられた。カーボンのクラムシェル型リアパネルを備えた全く新しいライトウェイトスポーツシートを特徴とする完全な2シーターと、ベントレーのクラフトマンの手による最高級のレザーとブライトウェア、伝統のウッドパネルに代わったカーボン製のパネルが独特の雰囲気を醸し出している。
また、15日から開催されているフランクフルトモーターショーで発表になったオプションにより、4シーターにすることも可能だということだ。すでに受注はスタートしており、数台の受注オーダーが入っているという。年内の見込み台数は10台程度を予定しており、デリバリーは来年初めを予定しているとのこと。
価格(税込)
ベントレー コンチネンタル スーパースポーツ 31,500,000円
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