レジェンドドライバー田嶋伸博(モンスター田嶋)氏が率い、古くからモータースポーツ関連の活動やパーツ製作を行っているモンスタースポーツ(タジマモーターコーポレーション)は、東京オートサロン2018に大量の新型スズキ スイフトのコンプリートカーを並べ、迫力ある光景を展開した。
2018年はモンスタースポーツの祖である「モンスター インターナショナル」が興されてから40周年を迎える。同社では長年スズキ車と共にモータースポーツの歴史を歩んできたことから、今回は展示車すべてをスズキ車としたという。
同社はスズキのワークス的存在だった「スズキスポーツ」が同門だったこともあり、スズキ車のチューニングはお手のものだ。
ブースでまず目を引いたのは、発売間もない新型スイフトスポーツ(ZC33S)をベースとした「ストリート」「ラリー」「ジムカーナ」「ダートトライアル」仕様の4台。いずれも「買ったらそのまま競技に参加できる」コンプリートカーなのが特徴だ。
イエローボディにモンスタースポーツカラーが施された4台がズラリと並ぶ姿は圧巻。
ストリート仕様は、パフォーマンスアップの内容に合わせてver.1からver.3までの3ステップが用意される。ver.1でもオーリンズ製のショック、モンスタースポーツ製ブレーキパッドなどが装着され、買ったその日から完成度の高いスポーツチューンされたクルマを楽しめる。
ジムカーナ、ダートラ、ラリーの各コンプリートカーは、競技に合わせた装備がそれぞれ購入段階で与えられており、ラリー仕様ではなんと車内にロールケージまで施される。各競技のレギュレーションに合致するため、いずれの仕様も納車後そのまま競技に出ることができるという。
その他2017年の東京オートサロンでデモランを披露した「スーパースイフト」、自然吸気エンジンが人気の「スイフトスポーツ ZC32S」、「アルトワークス」「ジムニー」「カプチーノ」のデモカーを展示した。
中でもオーバーフェンダーが装着された競技用カプチーノは以前製作されたクルマとの事だが、多くの来場者が足を止めその迫力あるスタイルに注目していた。
モンスター・スポーツによると、同社が扱うカプチーノのパーツはまだまだ需要があり人気も高いとのこと。
ABCトリオ(オートザム AZ-1/ホンダ ビート/スズキ カプチーノ)と呼ばれた軽スポーツカーが未だに多くのファンに愛されていることがうかがえる。
[Text:遠藤イヅル/Photo:島村栄二]
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