EVタクシー普及による新しい未来のカタチ/藤島知子(1/2)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:オートックワン編集部
世界初の「バッテリー交換式」EVタクシーが六本木ヒルズに登場
皆さんは「ロンドンタクシー」をご存じですか?
ロンドンタクシーはその名のとおり、ロンドンで活躍しているタクシーのことですが、通称「ブラックキャブ」と呼ばれ、多くの人々に親しまれてきました。
ロンドンタクシーは伝統的な文化を重んじる英国らしさがにじみ出たかのようなクラシカルなスタイリング。歴史のある街並みに見事に溶け込み、どこかノスタルジックな趣を感じさせてくれます。
大都市の喧噪が聞こえてきそうになるのは、映画のワンシーンに頻繁に登場する「イエローキャブ」。まさに、ニューヨークの象徴的な存在といえるでしょう。
また、バンコクでは「トゥクトゥク」と呼ばれる三輪車もタクシー代わりに利用される乗り物の一種。スイスイッと小回りを利かせながら街を駆け抜けていく姿は、エネルギッシュな街の熱気が伝わってくるかのようです。
そして、我らが日本においては、他国の都市に負けないタクシーの存在があります。よく手入れされた車内、サービスの質、モラルについても定評があり、海外から訪れる観光客からも高い評価を得ています。
そんな日本のタクシーですが、じつはもうひとつ世界をリードしているデータがあります。ニューヨーク、パリ、ロンドンといった大都市の保有台数が1~2万台規模なのに対し、東京は先にご紹介した3都市の合計台数を上まわる6万台規模というから驚くばかりです。
この記事にコメントする