イマイ的世界の道路から・台湾編/今井優杏のコラム(2/2)

イマイ的世界の道路から・台湾編/今井優杏のコラム
車窓からの高速道路。左から走行車線1、2、追い越し車線。 料金所。ETC通行レーンは左側1つのみ。 ETCチャージの建物。ここで現金チャージする。 車両区分別ETC車載機 クレーンゲームのボタン(笑) 田舎に行けば行くほど無法地帯。すごい路上駐車。 バイク普及率が高い台湾、どこに行ってもバイクだらけ。 バイク普及率が高い台湾、どこに行ってもバイクだらけ。 古い町にはロータリーが。 台湾の長距離トラック運転手の強壮剤的存在、ビンロウの屋台も幹線道路には多い。ビンロウとは噛みタバコのこと。 わかりにくい信号。一体何色? 画像ギャラリーはこちら

台湾にもETCが!一般道の運転はラテン系?

ETCチャージの建物。ここで現金チャージする。
車両区分別ETC車載機クレーンゲームのボタン(笑)

台湾の高速道路にもETCレーンが設置されていました。チャージはなんと現金にて。

サービスエリアのはしっこになんとなくアイスクリームショップみたいな風情の建物がありまして、ここで現金チャージするんです。

車載機自体の販売もありました。普通車、大型貨物車などで車載器が異なります。ちなみにサービスエリアもさすが食の台湾、というだけあって食堂の充実ぶりは半端ないです。

目移りしてしまって大変なくらい。そして子供さん向けなのか、クレーン式ゲーム機なども設置されていましたが、そのボタンには『取物』の文字が!なんか笑ってしまいました。時代劇みたいですよね。

しかし、快適な高速道路ドライブから一転、一般道ではとたんに皆ラテンな運転っぷりを発揮しているではありませんか!

在住の方いわく、南に行けば行くほどローカルルールがまかり通り、運転自体は荒くなって交通法規があいまいになるそう。

とにかく我先に車間に鼻先を突っ込んでレーンチェンジを繰り返すさまには肝を冷やしました。

わかりにくい信号。一体何色?
古い町にはロータリーが。バイク普及率が高い台湾、どこに行ってもバイクだらけ。

また、様々な国に侵略された歴史からか、交差点は信号式とロータリー式が混在し、目的地に着くには困難を極めます。特に市街地では相当の土地勘が必要でしょう。

このロータリーがまたクセモノで、何度も事故しちゃうかと思ったくらい、誰もよけてくれないし入れてくれない(涙)。怖かったです。ここでもコツは『マイペース』だそう。そんなこと言われても・・・。

そうそう、アジア諸国と言えば派手なドリフト車のようなチューンアップもよく見かける風景ですが(台湾版“頭文字D”は映画化もされています)、台湾でチューニング車はほとんど見ません。これは改造に対する法規制が相当厳しいのだそう。

日本のチューニングメーカーのオーナーさんが『台湾は売れない』と仰っていた意味がようやくわかりました。

日台間の運転免許相互承認が実現したのはごく最近で、2007年9月21日のこと。以来、日本の運転免許を所得している場合、日本の免許証とその免許証の中国語翻訳文(台湾語翻訳文)、パスポートを併せて携帯すれば、台湾での運転が可能になりました(翻訳文はJAFにて発行)。

とはいえ、じゃあハワイみたいに空港降りたら即レンタカー会社があるかっていうと、そうじゃない。台湾を運転するには、まずレンタカーを探すところからがスタートです。

私は知人のクルマに乗せて頂いたので、本当に貴重な体験でした。

※ 台湾は右側通行となります。(編集部注)

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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