ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 前編(1/2)

  • 筆者: 今井 優杏
  • カメラマン:オートックワン編集部
ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 前編
住友ゴムグループ 住友ゴムグループ本社研究所詳細 磨耗エネルギー測定装置 磨耗エネルギー測定装置 磨耗エネルギー測定装置 磨耗エネルギー測定装置 磨耗エネルギー測定装置 磨耗エネルギー測定装置 大型無強響音実験室 大型無強響音実験室 大型無強響音実験室 画像ギャラリーはこちら

低燃費タイヤ売上No,1の秘密を体験レポート!!

自動車評論家の今井優杏さん

なんとダンロップタイヤの一般未発売エコタイヤ、試乗してきちゃいました!!しかもタイヤ制作の総本山・本社研究所にまで2日間に渡り潜入成功!

結果ね、タイヤ制作技術っていうのは国家レベルの大プロジェクトなんだなぁと目からウロコの連続。本当に感動したのでここにレポート致します☆

今、低燃費タイヤ売上No,1を誇る〔(株)日本能率協会総合研究所調べ〕のは、福山雅治さんのトキメク☆イケメンCMでもお馴染のエナセーブ。しかも2年連続の獲得というのですから、その人気は伊達ではありません。

人気の秘密はどんなクルマにも合わせられるほど豊富なサイズ展開と、お求めやすい価格帯。

「でも実際乗り心地ってどうやのん?」

「エコタイヤってどんなもんやのん?」

「エコタイヤって今後の進化の余地はあるのん?」

あらゆる疑問で“なぜなぜ坊や”化していた私でしたが、ダンロップはそのすべてに対して真摯に開発を進めていらっしゃったのでした。

研究所見学

住友ゴムグループ本社研究所

まず案内されたのはダンロップの技術の粋が詰まった工場…と言ってはいけません、タイヤテクニカルセンター。いわゆる研究所です。

ここでは14もの項目をチェックすることができます。

建物自体がとても清潔で、竣工が2009年と新しく、どこを見てもピッカピカ!しかも工場内は静電気防止のために床がとぅるっとぅる。“あわや転倒!?”とならぬよう、すり足気味で見学したのは4つの装置!!

大型無響音実験室

大型無強響音実験室
大型無強響音実験室大型無強響音実験室

最初に見学したこちらの部屋は、年間を通じ、室温25度・25db以下に設定されています。まるで蛇腹に折った毛布で内壁を覆ったかのような不思議な空間でした。

バンド練習のスタジオのように、いやそれ以上に、発したすべての音が吸い込まれてしまうかのようなココでは、

①タイヤ単体の騒音

②実車車内騒音

③タイヤ周辺音の解析

④実車の振動伝達性

をテストしています。

この機械にかけることで「どのトレッドからどんな異音が出ているか」というノイズ発生源の特定ができ、静音性とハイドロを両立させるためにエンジニアにデータをフィードバックさせたりしています。

ここではあのダンロップ名物・特殊吸音スポンジ入りタイヤの実験も行われたということですが、この“タイヤの静音性”というのは今や世界のタイヤメーカーが真似する、日本発信の誇れる概念なんです。

ダンロップの“タイヤの中にスポンジを貼りつける!”という斬新なアイディアは、こんな密室から生まれていたんですね!

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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