ジャガー初のクロスオーバーSUV 新型「F-PACE」が走行テストを実施
比類なきクルマとの一体感と走る喜びを提供
ジャガー初となるパフォーマンス・クロスオーバー新型「F-PACE」は、スポーツカー由来のシャシーシステムを有し、すべてのジャガーのラインアップと同様に極限の環境下における走行テストをクリアした。
新型「F-PACE」は、このセグメントでは類を見ない敏捷性と快適さの絶妙なバランスで、ドライバーと同乗者に最高のドライビング体験を提供する。曲がりくねった山道から田舎道、高速道路に至るまで、卓越した洗練性と安定性により、素早いレスポンスで的確な走りを実現する。
ジャガーの軽量アルミニウム構造を用いて開発した新型「F-PACE」は、乗り心地を損なうことなく正確なハンドリングとコントロールができるよう設計されており、競合他社と一線を画している。
元来のボディ構造の堅牢さ、最新のダブルウィッシュボーン式フロント・サスペンション、およびインテグラルリンク式リア・サスペンションの優位性を最大限に活用することで、最高のセッティングを実現した。また、緻密な調整により、新型「F-PACE」は非常に素早いレスポンスを保ちながら、衝撃、振動、極度な路面の反りといった過酷な路面状況であっても、難なくハンドリング性能を確保している。
ステアリング・ホイールリムからタイヤと路面の接触面までのすべてが最適化されているため、路面から伝わるわずかなインプットにも即座に応答でき、しっかりした接地感をもたらす。
クーペモデルの「Fタイプ」から得たことをすべて取り入れ、システムはさらに高精度なものへと進化した。「Fタイプ」で初めて採用されたトルクベクタリング・バイ・ブレーキングにトルク・オンデマンド四輪駆動システムを組み合わせたことにより、新型「F-PACE」は、あらゆる気候や路面においても卓越した敏捷性を発揮する。
開発とテストをより効率的に行うため、ビークル・インテグリティ・チームが行った客観的な評価の結果はすべて、コンピュータを利用したエンジニアリング(CAE)ツールに登録し、ビークル・ダイナミクスCAEチームも活用できるようにしている。
これにより、精度が向上し、より正確なシミュレーション結果を得ることができると同時に、正確なシミュレーション結果をもとに、さらなる改良に活かすことが可能となる。このような反復的な改善は、プロトタイプの質を高め、調整および評価プロセスにもプラスの影響をもたらしている。
ビークル・インテグリティ担当チーフ・エンジニアのマイク・クロス氏は、「新しい『F-PACE』は真のジャガーであり、ジャガーのダイナミクスDNAを伝えるものでなければなりません。私たちは一切妥協せず、また例外を認めず、あらゆる環境および条件下で乗り心地やハンドリング性能のテストを行いました。その結果、新型『F-PACE』は快適性かつ静粛性を保ちながら、クルマとの一体感と走る喜びを提供できるモデルに仕上げることができました。乗り込んだ瞬間から、快適な乗り心地を感じることができると確信しています」とコメントした。
新型「F-PACE」は、9月に開催されるフランクフルト・モーターショーでワールドプレミアされる予定となる。
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