話題の多い高速道路/竹岡圭のコラム(2/2)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:オートックワン編集部
第二東名の制限速度と高速道路のマナー
というワケで、最近注目を集めているのが第二東名。
一部区間の開通を始め、この秋から広範囲に渡り大々的な実験が行われることになっています。
先日、その実験区間にちょこっとお邪魔したんですけど、第二東名は道幅がものすごーく広いんですよね。そのおかげで制限速度が上がるなんて言われていますが、いまウワサされている120km/hよりも、もっと上げちゃっていいんじゃないかしら?と個人的には思っています。
東名が作られたのはおよそ40年前。その頃と今のクルマとじゃ安全性能や運動性能、すべてに於いてまったく違いますから、100km/h制限って今の時代にちょっとナンセンスだと思うんです。
もちろん、そんな速度で走るのは怖いっ!ていう方もたくさんいらっしゃると思いますが、そういったさまざまな思いを持った人たちが、安全に、スムーズに一緒に走るにはどうしたらいいか?と考えると、とにかく大切なのはマナーだと思うんです。
特にこの夏休みは、高速道路が安くなったこともあり、マナーを知らない方たちが右往左往していたように思います。
そうなると、普段から走っている人はイライラが募り、交通社会全体がギスギスした雰囲気になり、余裕やゆとりがなくなり、最悪は事故につながってきてしまうのだと思うのです。
最近私がいちばん気になるのは、ずっと追い越し車線を走り続けるクルマの存在。しかも低速度で、道を塞ぐようにして走っているクルマが多いんですよ。
中には、後ろから速いクルマがきたら、走行車線に戻るクルマもいますが、その後をよく見ていると、走行車線に他のクルマがいないにも関わらず、また直ぐに追い越し車線に戻ってきてしまっているんですよね。
追い越し車線は、あくまでも追い越すときに使う車線。追い越しが完了したら、すみやかに走行車線に戻るようにして走れば、少しは渋滞減少に貢献できるんじゃないかしら・・・。
マナーに慣れていないのは仕方ないけれど、マナーを知らないというのはモラルの問題。歩行者、自転車、バイク、クルマ、トラック、バス、etc・・・。
もう一度みんなで、マナーを見直す時期に来ているような気がします。
この記事にコメントする