2008/4/13 20:36
【Super GT】本山哲/B.トレルイエが2連勝
4月13日、岡山県の岡山国際サーキットで2008 AUTOBACS SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。GT500はポールポジションのNo.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が優勝。開幕戦につづき2連勝を飾った。GT300はNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が、やはりポール・スタートから優勝を果たした。
■GT500 決勝レースは、14時にスタート。朝から曇り空だったがスタート直前になって冷たい風が吹き始め、60周を過ぎたあたりで雨の量が増え、最終コーナー付近は滑りやすい状態になり、スピンする車が相次ぐ中、レースは展開された。
優勝はNo.23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)。前戦よりも100kg(5kg分はリストリクター径縮小で相殺)重いクルマでポールポジションから優勝、しかもファステストラップをも記録するという、まったく信じがたいような圧勝劇を演じてみせた。SUPER GT/JGTCのシリーズ戦で連勝を果たしたのはこれが3チーム目。前回は98年第1戦、第3戦(第2戦は悪天候のため中止)で、23号車スカイラインGT-Rが記録している。
2位はNo.12カルソニックIMPUL GT-R(セバスチャン・フィリップ/松田次生)。3位にはNo.1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也)が入った。GT-R勢をかわせるチャンスもあっただけに、二人のドライバーはやや悔しそうな表情をみせていたが、伊沢が見せたパフォーマンスには新人とは思えない落ち着きがあり、今後に期待を抱かせる結果だった。
■GT300 オープニングラップはNo.43 ARTA Garaiya(新田守男)以下、トップ4までは予選順位どおりに終えるが、その後ろではNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝)が8番手グリッドから5番手までジャンプアップ。さらにNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(佐々木孝太)も、1周に1台のペースで前車をパスし、4周目にはNo.26の後ろ、6番手まで進出してきた。
優勝はNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)。新シャシーになったガライヤでの初優勝となった。2位はNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一)。開幕戦3位につづき、2戦連続での表彰台をゲットした。3位はNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(山野哲也/佐々木孝太)。AWDマシンにスイッチして以来、信頼性の向上に苦心してきたが、ここに来てそれが実を結んだ。