ホンダは、インターナビ・プレミアムクラブ会員向けに、新たに燃料消費量の少ない道を優先することで、CO2排出量の低減できるルートや、ETC割引額を優先したルートなど、ユーザーがドライブの目的に合わせて選択できる多様なルート配信サービス“インターナビ・ルート”を開始すると発表した。
このインターナビ・ルートは、従来の交通情報に加え、燃料消費量、加減速データ、ETC割引料金などのさまざまな情報を加味し、高性能なセンターサーバー側で計算したルートを通信するサービスである。
また、インターナビ・プレミアムクラブが提供する会員専用パーソナル・ホームページと、Yahoo!JAPANが提供するドライブ・ツーリング情報サイト「Yahoo!ドライブ」を連携させ、Yahoo!ドライブで登録したスポット情報をインターナビで利用できるサービスを、10月中旬から開始する模様だ。
今後は、会員ホームページで登録したスポット情報を、「Yahoo!ドライブ」でも利用可能とする予定。さらに会員が自分の走行したルートをサーバーに保存し、パーソナル・ホームページで編集したものを「Yahoo!ドライブ」に転送できるサービスの展開も予定しており、おススメルートを「Yahoo!ドライブ」へ簡単に投稿したり、一般公開したりすることができるようになる。
さらにこちらも注目なのが、交通情報の精度向上を目的とし、ホンダの“インターナビ・フローティングカーデータ”とパイオニア株式会社の「リアルタイムプローブデータ」の相互活用を、2008年内を目処に開始するとのことだ。これにより、リアルタイムな道路交通状況のデータが増加し、より精度の高いルート誘導が可能となる。今回、相互に共有するデータは、区間ごとの走行所要時間情報のみに限定するとのこと。既に蓄積した情報の解析処理ノウハウは各々が開発することで、双方の独自性を確保するとのことだ。
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