2007/4/16 18:58
【F1 第3戦】 ルノー、厳しいレースを耐え8位・9位。
INGルノーF1チームは、バーレーンインターナショナルサーキットでの厳しいレースを耐え、ジャンカルロ・フィジケラが8位、ヘイキ・コバライネンが9位。
■コメント
ジャンカルロ・フィジケラ (8位) 「我々にとって、またしても大変なレースだった。スタートは良く、最初のタイヤ交換まではとてもいいペースだった。前を走るBMWのクビサより明らかに搭載燃料が少なく軽かった(つまり、速かった)が、彼にずっとブロックされ追い抜けなかったため、後続車とのギャップを広げることができなかった。そして、タイヤ交換後は、リヤタイヤが瞬く間に磨耗してグリップが失われたため、ポジションを下げてしまった。限界で走っていたが、どうすることもできなかった。最後のタイヤ交換(2回目)でハードタイヤを装着したあとは、またペースが上がり、トヨタのトゥルーリを強くプッシュしたが、追い抜くには残りの周回数が足りなかった。予想された最高の結果、7位に入れずに残念だった。取れるはずの1点を失ったが、我々はそれ以上を目指して戦っている。次のレース、1ヵ月後のスペインまでに、マシンが進歩していることを期待している。」
ヘイキ・コバライネン (9位) 「レースのスタートを上手く決め、ウィリアムズの2台とトヨタのトゥルーリをパスすることができた。先週、トゥルーリとはサイドバイサイド(抜きつ抜かれつの接戦)でやりあったが、彼の方が速かった。今回は、絶対に同じようにはさせないと思っていたが、燃料を多く搭載し重量が重かったため、リヤタイヤがすぐに磨耗してグリップを失ってしまい、コースのあちこちでマシンをコントロールするため格闘しなければならなかった。トゥルーリに追い抜かれた後は、ウィリアムズのロズベルグを懸命に押さえ込んだが、トゥルーリのときと同様最終コーナーを回った後に抜かれてしまった。最初のタイヤ交換をした後、マシンがずいぶん良くなった(=速くなった)ので、フィジケラとトゥルーリに追いついて、いいポジションまで行けると思っていた。だが、最後(2回目)のタイヤ交換後、マシンのリヤの動きがおかしくなり、先行する2台に追いつくペースでは走れなかった。今回のレースも、予想通り、大変なレースだった。ポイントすら取れなかった。ファクトリーに戻って、多くの作業をこなさなければならないことはわかっている。次のレースまでに可能な限りのことをやり遂げ、さらに競争力のあるマシンにしてくれると信じている。」
フラビオ・ブリアトーレ 「これが我々の現状だ。8位を争う辺りだ。たった1週間で劇的に状況が変わるとは思っていなかったし、レース結果もその通りだった。ドライバーは2人ともしっかりと仕事をこなした。だが、マシンが遅い。1ヵ月後の次のレースまでにこの状況を改善するため、多くの作業をこなす必要がある。」