アゲ系カスタムだけじゃない!ローダウン&オーバーフェンダーの新進気鋭カスタムジムニー発進!|ESB【Vol.8】

JB64/74ジムニーはカスタムシーンで人気の車種に

いまだにその人気が止まらないジムニー人気。軽自動車枠の660cc・JB64ジムニーと1500ccのJB74ジムニー・シエラ。世間ではアゲ仕様のジムニーが幅を利かせているが、なんとヤンチャ仕様のエアロやTC01ホイールで有名なESBがそんなジムニーカスタムに一石を投じる“サゲ仕様”を開発したというのでレポートしたいと思う。

サゲ仕様と言ったが、ESBにも現行ジムニーの発売当初からアゲ仕様の「CLS-UP」が用意されており、こちらではオーバーフェンダーやバッドフェイスパネルを展開。1.5インチアップできるアゲバネやロングショック、調整式ラテラルロッドもラインナップするなど本気でアゲ仕様を開発している。

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ESBが放つローダウンスタイルのジムニー

ただ、アゲ系ばかりのジムニー界では面白くないと、なんとヤンチャレーシーなサゲ系ジムニーを開発したというのだ。そのブランド名は「BARREL(バレル)」。“バトル”と“リアル”を掛け合わせた造語からなるこのバレル、レーシーかつ攻撃的がコンセプトのブランドだが、早速その完成した姿を見てみると…

これまで見てきた世間のジムニー達とは確実に一線を画す、ロー&ワイドなレーシールックに驚愕! ジムニーといえば悪路走破性やクロスカントリー志向の高さもありアゲ系がメインなことになんの違和感も持たなかったが、その存在感と迫力たるや唯一無二!

ESB

ファーストインパクトとして感じたのは、土臭さを払拭したそのエアロダイナミズム。実は、そのデザインモチーフとしてヤリスクロスをイメージしたとか。とはいえ、ヤリスクロスなので悪路を走破する印象はそのままに、イマドキな空気感をメインに取り入れたというものだ。

フロントバンパー

では、細かくフロントから見ていこう。まずはフロントバンパー(¥60,000)から。

悪路走破性のため車高の高さを少しでも稼ぎたいアゲ系とは違い、純正よりも大型化したフロントバンパーを採用。ボトムにはアンダーガード風カバーを別体風に用意。しかもそのままボリュームを降ろすと重たく野暮ったいデザインとなってしまうため、ボトムにいくに従って絞る逆台形のデザインを採用している。ボリューム感を感じさせながらもダクトも数多く設けることで軽快さを失っていないところはさすがESB。この凹凸感が立体的でレーシーなイメージを牽引している。

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サイドステップ

次にサイドに目をやると、これまたボトム部を絞ったサイドステップ(¥50,000)が装着されている。

これはアンダーカウルのように絞った一本ラインで“船底のように”デザインすることでより低く見せるというギミック。ここまで低く見えるにも関わらず、最低地上高には全く影響せず、純正のサイドシルからはかなり低くなったにも関わらず腹下やエアロを路面に擦る事がないのが嬉しい。

この絞り込んだデザインには、ボディの影を地面と一体化して見せて「より地面と馴染むため、実サイズ以上に低く見える」ようにというESB流のこだわりが注入されている。横面からマフラーやプロペラシャフトの存在が一切見えないのは、まさにこのサイドの内巻きエアロの効果といえるのだ。

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リアバンパースポイラー&リアウイング

続いてはリアバンパー(¥60,000)。

テールランプ周りのデザインは、テールが一直線に見える一文字テール風にデザインされ、実にスッキリとした印象。しかも角にエッジを効かせる事でシャープな印象に。そして泥よけ部分を下へと延長させる事、センター部分にアンダーカバー的デザインを設ける事などにより、さらにボディを低く見せるという視覚的効果も発揮している。

通常、ジムニーはアゲ仕様にすることが多いため“いかにバンパーを薄く見せるか”に力を注ぐところを、このバレルでは“厚く”作ることで唯一無二であるサゲ仕様の存在感を発揮している。

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そしてリアウイング(¥36,000)をリアゲートに装着。通常、ルーフエンドにつけることが多いリアウイングだが、腰高感を感じさせないようにとの配慮からリアゲートに装着。その跳ね上げルックも実にヤンチャレーシー!

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オーバーフェンダー

そして、トドメとなるのが超ワイドルックを実現させているオーバーフェンダー(8万5800円)。

こちらは、片側約80mmの出幅(左右だと160mmオーバー!)の超ワイドルック! しかもフェンダーとホイールの隙間を極力感じさせない“アーチ下げ効果を発揮するフェンダー”なのだ。

ジムニーは通常車高を上げて見せるタイプが多いため、このアーチ下げフェンダーはまさにどこも作っていない逸品。そのデザインも従来のバトルワークス同様逆ゾリデザインを採用。そこにはパンデムやLBワークスにも通じるイマドキ感が溢れている。

ちなみに、取り付けは両面テープによるもので、ボディを貫通させない短い飾りビスを付属。取り付けに純正フェンダー側への加工も不要なので気軽に楽しめる。メインとなる4つのパーツとバンパー部に付属する4つの計8ピース構造となっている。

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CLSのテッパンホイール「TC01」も似合う!

さらに、このフェンダーにバッチリ収まるホイール、TC01は16×8J-25(1万8000円/1本)でツライチセッティング。参考までにタイヤはナンカンのAR1という超ハイグリップ仕様のSタイヤを装着。サイズは195/50でムッチリさをアピール。参考までに、このオーバーフェンダーを装着しない標準ボディ幅に合わせるなら16×6J+25でバッチリだ。

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CLSならジムニーのリフトアップもローダウンも可能

ESB

CLSのエアロとしてロー&ワイドさが際立つ今回のジムニー。

これによりアゲとサゲ、どちらもラインアップしたのでアゲが欲しい人にはCLS-UPを、サゲが欲しい人には今回紹介のCLS-BARRELを選べばいいと思う。

ちなみに、車高は超ショートストロークのショック&超短く硬い10kg/mmのバネの組み合わせにより成立。約20mmの超ショートストロークではあるが、ガチガチの硬さの車高調だと思えば特に問題はないレベル。ジムニーの場合、シャコタンにして乗るにしても最低地上高が随分とあるためここまでのローダウンをしても街乗りはOKだからご安心を。

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ほかのジムニーと被らない自分だけのカスタムを実現できる

納車まで1年以上、下手すると2年待ちなどという超人気車のジムニーをようやく新車で納車できたとして、いきなりラフロードに持ち込むのは勇気がいると思う。それなら最初の間だけ街乗りヨンクとしてローダウンして乗る。そうしてしばらく楽しんでからアゲ仕様へと変更してワイルドに使いこなしても全然遅くないと思う。

ESB

今、世間のジムニーはアゲだらけ。だからこそ、ジムニーで目立ちたいなら、この“サゲ”仕様は絶対にウケる。まさに低さと迫力のワイドルックの“レーシングジムニー”として究極のローダウンスタイルを楽しんで欲しい!

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筆者   木村隆之
自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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Brand Info - CLS

CLSはストリートな雰囲気たっぷりのスタイルを作り上げるカスタムパーツブランド。CLSがプロデュースするカスタムホイールTC01は、シンプルなデザインでどのようなスタイルにも似合う人気のアイテム。オーバーフェンダー対応サイズと車検対応サイズをラインアップする。オシャレな足元のドレスアップにぴったりのホイールだ。

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