イジる楽しさ&操る歓びを、手軽に味わえるのが軽トラの魅力! 満を持してDA16T型キャリイ用パーツが登場!/ESB Vol.17

軽トラのスペシャリスト「ESB」が放つ旧車レーシングスタイル

“働く男のスポーツカー”をコンセプトに、軽トラを旧車レーシングスタイルに仕立てるメニューをラインアップする「ESB(イーエスビー)」がプロデュースするブランド「CLS(シーエルエス)」より、現行型のDA16T型キャリイ(前/後期)用ボディキットが登場しました。

軽トラのFR(後輪駆動)& MT(マニュアル・トランスミッション)という軽トラの操る楽しさをカタチにすべく、既存のラインアップ同様、旧車感あふれるスタイリングが特徴です。

DA16T型キャリイといえば、登場してから8年が経過し、中古車市場でも手に入れやすい価格になってきたところ。このタイミングに合わせ、軽トラ「CLS-VS(シーエルエス・バンシリーズ)」から満を持してボディキットの投入となりました。

DA16T型キャリイに向けた「CLS VS」ボディキットは、フロントスポイラー/サイドアンダーカウル/リアサイドカバー/リアウイング/ボンネットパネル/オーバーフェンダーという6点。加えて、オリジナル車高調キットオリジナルマフラー、スタイリングを決定づけるオールスチール製&白一色のホイール「TC-01」も用意。

今回は、それぞれのパーツの特徴に加え、デザイナーでもあるESB梶谷代表の想いをじっくりうかがいました。

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プロボックス&N-VANをディフェンダー化けする「CLS-FOX」シリーズに熱視線!

ESBといえば、2023年初頭に発表した旧車スタイルをプロボックスとN-VANをランドローバー・ディフェンダーに化けるカスタムシリーズ「CLS-FOX(シーエルエス・フォックス)」が大きな話題になったばかり。

オシャレに化けたユーロなスタイリングで、カスタムの枠を飛び越えて注目を集めています。

このほか、オフロードから街乗りまでカバーするジムニーのアゲ系シリーズ「CLS-UP(シーエルエス・アップ)」、2代目フェアレディZ(S130)に向けたシリーズ「CLS-RM(シーエルエス・レーシングモディファイ)」、キャリイ&エブリイバン、ハイエース、キャラバンといったバンをローフォルムに仕立てるシリーズなど、明確なコンセプトをもとに多彩なスタイリングを提案してきました。

イジる楽しさと操る歓びを身近に味わえるのが、軽トラの魅力

そんなESBの屋台骨ともいえるのが、軽トラを旧車レーシースタイルに仕立てる「CLS-VS(シーエルエス・バンシリーズ)」です。その想いについて、代表の梶谷さんにうかがいました。

「最近のKカーは背の高いワゴンやバンが中心で、購入するとなると普通車と変わらないくらいの乗り出し価格になってしまいます。でも、軽トラの中古であれば手頃な価格だし、なによりFRベースでMTミッションだから操る楽しみも味わえます。そこに、ワイド&小径なオールスチール製ホイール『TC-01』やチンスポイラーを取り付けることで、旧車風レーシングスタイルに仕立てられる。イジる楽しさと操る歓びをより身近に感じていただけるのが、軽トラなんです」

下げても高いフェイスに対し、内巻きベースで視覚的に低く仕立てたフロントスポイラー

では、DA16T型キャリイに向けた「CLS-VS」のボディキットを見ていきましょう。まずはフェイスを決定するフロントスポイラーから。両サイドから内巻きに絞り込み、前に突き出したチンスポイラーが、旧車レーシングフェイスを作り出しています。

「先代のDA63T型より前輪を後ろに配置することで、オーバーハング(タイヤより前の部分)が長いのが現行DA16T型キャリイの特徴です。オーバーハングが長いと凹凸で底を擦りやすくなるため、もともとバンパーを高い位置に配しているんです。そのため、外径の小さなタイヤでフェンダーと指1本の位置まで下げても、車高が高く見えてしまう。それをカバーしようとスポイラーを大きくすると、今度は軽快感がなくなってしまうんです。そこで、目に入る部分をすべて内巻き形状とし、視覚的に低く見せています。その内巻き形状から繋がるようにチンスポイラーを備えることで、一体感のある顔立ちに仕立てました」

フロントスポイラーは、フロントタイヤ前までカバー。強めのプレスラインを入れ込むことで、後付け感のないビジュアルに仕上がっています。

ちなみにスパルタンなイメージを高めるビスは、すべてホンモノ。ビスを打ち込む部分はまわりを窪ませることで、存在感をさらに高めています。ビスにはステンレス製のM4タッピングビスを使用しています。

見る角度によって表情が変わるバッドフェイスデザインのボンネットパネル

チンスポイラーと合わせ、押し出しの強い顔立ちに仕立てているのが、ボンネットパネルです。四角いヘッドライトに被せたバッドフェイスデザインに、純正にはないプレスラインを入れることで、メリハリのある顔立ちを演出しています。

「DA16T型キャリイのボンネットは、先代のDA63T型と違って開きません。ただ、ワイパーの根元に当たるパネルを外せば簡単に取り外せます。そこで、純正と交換して取り付けるボンネットパネルにしました。厚みがあるので、見る角度によって表情が違って見えるはずです」

CLS-VSの真骨頂が、レーシングバイクをイメージしたサイドアンダーカウル

CLS-VSが送り出す軽トラのアイコンが、サイドアンダーカウルです。荷台の下のスペースに取り付けるパーツで、フォーミュラーマシンを思わせるスタイリングが印象的です。バイクのカウルからヒントを得て製作したもので、内側に絞り込んだ形状と、真横から見たときに後ろに上がって見えるのが特徴です。

「荷台下にボディ同色のカウルを取り込むことで、軽トラ特有のスカスカな感じがなくなり、車高を低く見せる効果があります。もともと存在していないパーツなのでデザイン上の制約はないんですが、固定する場所を決めるのが難しいですね。通常、キャビン後ろから絞り込みますが、それだと後ろが長すぎてバランスがおかしくなる。そこで、絞り込みを後ろへずらすことで、バランスが整い、適度なボリューム感が出てくるんです。カウル後端の固定は、もともとあったサービスホールを使うため、加工をする必要はありません。その後ろに取り付けるリアサイドカバーは、サイドアンダーカウルからのデザイン的な流れを整えるパーツです」

取り付ける位置を自由に選べるバトルワークス・オーバーフェンダー

オーバーフェンダーは、ESBのバトルワークスを装着。先代DA63T型キャリイがフェンダーとドアの分割タイプだったのに対し、現行DA16T型では一体型を採用。フロント15mm/リア20mmワイド化するとともに、フェンダーアーチを隠すダウンルック効果もあります。

「取り付ける位置を自由に選べるので、目指すスタイルや車高に合わせられます。固定方法は、フロントスポイラー同様、ビス留め。ちなみに撮影車は、前後ともに25mmダウンルックで仕上げています」

レーシングマシンを彷彿とさせる台形フォルムに仕立てるリアウイング

キャビン背面の最上部に取り付けたリアウイングは、チンスポイラー同様、CLS-VSがこれまで採用してきた形状を採用しています。

「左右いっぱいに広げず、内側に絞り込んで立ち上げる形状により、レーシングマシンのような台形フォルムに仕上げています。ウイング前側は角度を徐々に高めるアール形状、背面は肉抜きをして重たさを払拭しました」

高音のほどよいスポーツサウンドと、旧車風の後ろ姿を演出するオリジナルマフラー

リアスタイルのアイキャッチになっているのが、斜め出ししたオリジナルマフラーです。車検対応ではありませんが、サイレンサー付の心地よい高音サウンドを奏でるのが特徴です。

「先代のDA63T型キャリイはドリフトに使う人が多いため、サイレンサーのないストレートマフラーを求める人が多かったのですが、現行のDA16型ではほどよいスポーツサウンドと、旧車風のビジュアルにこだわって仕上げました。サイズは旧車の定番サイズ38φ(直径38mm)のデュアル出しにしています。サウンドは、細いパイプを採用したことで、レーシーな甲高い音に仕上げています」

DA16T型キャリイに向けて開発した、超ショートスプリング(100mm)を備えたオリジナル車高調

車高の高いDA16T型キャリイに向け、100mmのショートスプリングを備えたオリジナル車高調を用意しています。

「当社の軽トラ用オリジナル車高調では125mmスプリングを合わせていますが、車高の高いDA16T型キャリイだと全開に下げても落ちた感じがしません。そこで、さらに短い100mmスプリングを使って車高調キットを製作しました。リアは、純正のメインリーフを逆に組み替えて車高を下げています。フロントはキャンバーボルトで2.5度寝かせ、純正比80mm下げた状態で、フェンダーとタイヤ(155/60R13)のクリアランスが指1本ほどにセットできます」

旧車レーシングスタイルを決定づけるオールスチール製&白一色ホイール「TC-01」

ESBが誇るオールスチール製ホイールが、CLSの「TC-01」です。

「TC-01は、純正車高ではハミ出るワイド&小径サイズで、ローダウン&オーバーフェンダーが必須のカスタム車専用のホイールとなっています。撮影車に装着しているのが、『13×7J+25』というサイズ。タイヤには軽自動車で最も小さい外径の155/60R13タイヤをセレクトしました。バトルワークスのオーバーフェンダーと合わせ、足元から旧車風レーシングスタイルを演出しています」

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イジる楽しさと、操る歓びを身近に味わえる、豊富な軽トラメニューに注目!

“働く男のスポーツカー”をコンセプトに、軽トラを旧車レーシングスタイルに仕上げる、CLS-VSのDA16T型キャリイ。登場から8年が経過し、中古相場も熟れてきた今、セカンドカーとしてクルマをイジる楽しさと、FR & MTミッションを操る歓びを、より身近に味わえる現行キャリイで堪能してみてはいかがでしょうか?

「CLS-VS」のDA16T型キャリイの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしてください。

>>ESBのオフィシャルサイトはこちら

CLS-VS キャリイ 適合:DA16T型キャリイ

商品名価格(税込)

フロントスポイラー

3万8500円

サイドアンダーカウル

5万5000円

リアサイドカバー

1万6500円

ボンネットパネル

3万3000円

リアウイング

3万5200円

オーバーフェンダー

4万9500円

オリジナルマフラー

6万6000円

ホイール/CLS Wheels TC-01(13×7J +25)

1万5400円/1本

筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - CLS

CLSはストリートな雰囲気たっぷりのスタイルを作り上げるカスタムパーツブランド。CLSがプロデュースするカスタムホイールTC01は、シンプルなデザインでどのようなスタイルにも似合う人気のアイテム。オーバーフェンダー対応サイズと車検対応サイズをラインアップする。オシャレな足元のドレスアップにぴったりのホイールだ。

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