2008/2/28 20:51
プジョー、今春発売予定車を展示 【ジュネーブモーターショー】
プジョーは、今春発売予定の新型多用途車「308SW」、そして「Bipper Tepee(ビッパー ティピー)」、「Partner Tepee(パートナー ティピー)」を、第78回ジュネーブ国際モーターショーにおいて展示すると発表した。
これらの車を一言で表現するなら、「デュアル・ユース」。特に注目すべきは、「プジョー308シリーズ」としては初めて大きさとモジュール性に重点を置いた「308SW」である。このモデルは、このショーで世界に向けて初公開された後、実際に発売されることになっている。
■308SW
308SWはハッチバックの長所と乗り味を継承しつつ、躍動感あふれるフォルム、広い車内と大型ウィンドウ、そして大面積のパノラミック・ガラスルーフといった新たな特徴を備えている。この採光性の良さが素材の上質感をいっそう強調し、車内空間の快適性をこれまで以上に高めている。
308SWには強い個性があり、その個性が頑丈さ、広さ、活動的な現代のライフスタイルといった印象をかもしだしている。実際、その車内スペースや積載スペースの広さは、このセグメントの基準を上回っている。楽しさとドライビング・プレジャーにおいてハッチバックと同等であるばかりか、むしろ実用性においては勝っている。
■Pipper Tepee、Partner Tepee
308SWと並んで展示される新型多用途車の「Bipper Tepee(ビッパー ティピー)」と「Partner Tepee(パートナー ティピー)」もこれが初公開である。Tepeeシリーズに属するこの新型車はどちらも汎用性が高く、プジョーの方向性を見事に体現している。顧客として想定しているのは、大小さまざまな規模の家族だが、広さと汎用性を必要とする現代的なレジャーを愛好するユーザーもターゲットに含まれている。
■コンセプトカー
今年は2台が展示されており、1台は躍動感が乗る者をときめかせるスポーティーで茶目っ気あふれる「Bipper Beep Beep!(ビッパー ビープビープ)」、もう1台は昨年秋のフランクフルト・ショーでも公開された情熱的で躍動感あふれる「308 RC Z」である。
■モータースポーツ
プジョーの最高峰レベルのモータースポーツへの取り組みは、2007年シーズンに好成績を収めた908 HDi FAPが体現している。
■308シリーズの拡大
308ハッチバックは5ドア・バージョンがすでに発売されており、生産台数は10万台を超えている。2008年には、最新の3ドア・バージョンに加え、低公害型エンジンと新型ギアボックスを搭載した「308SW」も発売されることになっている。
また、プジョーのブースでは、「ブルー・ライオン」構想として共同で進められている環境問題への取り組みも見ることができる。