2007/12/27 17:51
シボレー、2009年モデル「コルベットZR1」発表
シボレーは、カーボンファイバーやセラミクス素材、電子技術を採用したハイパフォーマンスモデル、コルベットZR1発表した。
パワーユニットには、新型となるLS9型6.2L V8スーパーチャージャーエンジンを搭載。そのなかでも、エンジンのパフォーマンスアップに大きく貢献しているのが4つのローターを持つインタークーラー付ルーツ式スーパーチャージャーユニット。イートン社製のスーパーチャージャーは、従来までの弱点を克服し、高回転で十分な過給圧を保つことで、発進直後から6600回転まで大きなパワーとトルクを生み出していることが特徴。新型のLS9型エンジンは、モータースポーツで培ったノウハウをもとに、ミシガン州、ウイクソムのGMパーフォーマンス・ビルディング・センターにてハンドメイドされている。
エンジンのパフォーマンスを遺憾なく発揮させるために、6速マニュアルトランスミッションと、優れた伝達能力を誇るツインプレート・クラッチを採用。このツインプート・クラッチは、2つのディスクを使用することで、エンジンの駆動力を余すことなく伝達する。高い伝達力を実現すると同時に放熱性にも優れているため、クラッチディスクの寿命アップにも貢献している。ディフェレンシャルはZR1用に強化されると同時に、ベストなトルクコントロールを実現するために、左右異径のドライブシャフトを採用。さらに、ホイールとタイヤのサイズアップに合わせて、ドライブシャフトの角度を最適化した。
外観は、カーボンファイバー製のエアスクープ付ボンネットによりZR1である事が一目で分かることが特徴となっている。そのボンネットでは、クリアーパネルされたカバーから、インタークーラーと「LS9 SUPERCHARGED」のデカールを確認することができる。また、デュアル・ベント付ワイドフロントフェンダー(カーボンファイバー製)およびハイマウントストップランプ付リアスポイラーもZR1専用装備となる。
ZR1のインテリアは、デュアル・コックピットや高級素材、優れたクラフトマンシップなどコルベットの伝統を踏襲。高性能かつプレミアムでハイクオリティなドライブを提供する。
新型コルベットZR1の性能に関する詳細なデータは、2008年夏頃に公表を予定している。