2007/10/24 20:26
GM、2008年モデル「キャデラックXLR-V」を発表
GMは、走行性能を高め装備を充実した2008年モデルのキャデラックXLR-Vを発表した。11月3日より発売を開始する。
キャデラックXLR-Vは、キャデラックのラグジュアリー・ロードスターとしてラグジュアリー・ロードスターセグメントへ参入を果たしたモデルである。そのパフォーマンスと先進テクノロジー、印象的なデザインという独特のコンビネーションにより、比類なき高級感とスポーティ感をもっていることが特徴である。
■2008年モデル「キャデラックXLR-V」の主な特徴 XLR-Vに搭載されるスーパーチャージャー付きノーススターV8エンジン446ps(328kw)は、厳格な基準をクリアするべく、GMのミシガン州ウィクソムに位置するパフォーマンス・ビルド・センターにて手作業により組み立てられ、一貫して1人の職人が行っている。
このエンジンはドライバー・シフト・コントロール付きの6速オートマチック・トランスミッションが組み合わされ、この強力なコンビネーションにより0-60mph(96km/h)は5秒弱という快速ぶりを発揮する。
XLR-Vのボディは、ハイドロフォーム成型ペリメーター・スチールフレーム、クローズドトンネル構造、アルミ製コックピット構造、そしてバルサ材コンポジット樹脂フロアで構成することにより、軽量で高剛性、さらにねじれ及び歪みなどへの強さも持ちあわせることに成功。まさにこの構造こそが、XLR-Vの快適な乗り心地とハンドリングを生み出す根幹となっている。
また、サスペンション・システムもXLR-Vを真のパフォーマンスカーと呼ぶに相応しいハンドリング性能を引き出している。4輪全てにダブル・ウィッシュボーン式サスペンションを採用。また、前後ともに横置き型コンポジット・リーフ・スプリングを組み合わせている。このシステムは、確かな操作性と安定性、さらに柔軟な乗り心地を実現。これらによりXLRは、最大0.9を上回る横Gにも耐えることができる。また、タイヤには最新のランフラット技術により、スペアタイヤが不要となるグッドイヤーEMTを採用、優れたタイヤ・パフォーマンスを発揮する。
XLR-Vは、世界で初めてマグネティック・ライド・コントロール(電子制御式、磁性流体を使用したリアルタイム・ダンパー)を採用したモデルのひとつである。XLRとXLR-Vに標準装備となるこのシステムは、タイヤの上下動を感知する4つのセンサーを用いて路面状況を把握、1000分の1秒単位で減衰力を調整する。これは、従来の機械的なバルブに変わり、ダンパーに搭載されている磁性流体に秘密が隠されている。この液体に混濁しているのは、電磁電荷に反応する細かな鉄粒子である。