2006/5/15 13:05
【F1 第6戦】マクラーレン、ライコネン 「抑揚のないレースだった」
2006年フォーミュラ・ワン世界選手権第6戦スペインGP。マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンは、66周で争われた同GPをウィナーのフェルナンド・アロンソ(ルノー)から56.8秒遅れの5位でフィニッシュした。チームメイトのファン-パブロ・モントーヤは、18周目にスピン。縁石上にスタックしてしまい、そのままレースを終えた。マクラーレン・メルセデスは、コンストラクターズ部門の獲得ポイントを42とし、78ポイントのルノー、59ポイントのフェラーリに次ぐ3位につけている。ドライバー部門では、27ポイントのライコネンが3位、モントーヤは15ポイントで7位。
キミ・ライコネン(5位) 「抑揚のないレースだった。スタートがうまく行って9位から5位にポジションを上げたが、あの場面が今日のハイライトだった。ルノーとフェラーリに追いつくのは不可能だった。モナコGPまでのインターバルを利用して、何とか改善を図りたい」
ファン-パブロ・モントーヤ(リタイア) 「スタートでヘマをやらかして、3〜4つポジションを落としてしまったが、第1コーナーでやり返して11位に復帰できた。18周目のスピンは、何が起こったかわからないうちにコントロール不能に陥ってしまった。縁石の上でスタックしてしまい、どうすることもできなかった。今日は燃料搭載量を多くして、第1スティントを伸ばす作戦だった。あのスピンがなければ、ポイント圏内でフィニッシュできていたと思う。今週末はマクラーレンにとって厳しい状況だった。今週中にテストを実施するので、モナコGPに期待して欲しい」
ロン・デニス チーム代表 「キミがいい走りをしたにもかかわらず、5位止まり。マクラーレンにとって厳しい週末だった。今後のレースに備えて、パフォーマンスを向上させるため、パッケージの改善に全力で取り組む」
ノルベルト・ハウグ メルセデス・ベンツ・モータースポーツ、バイスプレジデント 「今回もルノーとフェラーリに届かず、第3のチーム役を強いられてしまった。上位2チームとはまだ水を開けられているのが残念でならないが、今後は是非とも改善を図りたい。キミは完璧な巣多0と出5位にポジションを上げてくれた。マシンのペースを考えると、あれが精一杯だったと思う。ファン-パブロには1ストップ戦略を採用した。ポイント圏内のフィニッシュを期待したものの、スピンに終わった。今後数戦は、テクニカル・パッケージの向上に集中したい」